2年連続の日本高校選抜入りへ!桐光学園MF鳥海は進学先の桐蔭横浜大相手に2発!!
ゲキサカ / 2017年2月6日 22時44分
[2.6 練習試合 日本高校選抜候補 3-5 桐蔭横浜大]
2年連続の日本高校選抜入りへ会心のアピールだった。MF鳥海芳樹(桐光学園高3年)は高校選抜候補の左MFとして先発すると、PAでの仕掛けなどでチャンスメーク。そして両チーム無得点の2本目2分に左サイドへ抜け出したMF大塚諒(前橋育英高3年)の折り返しを右足でゴールへ押し込むと、さらに1-1の5分には鮮やかな股抜きドリブルから2点目を決めた。
「一番見やすいゴールというものでアピールできたので嬉しい。1本目(の30分間)でチームも自分自身もシュート少ないなと思ったので、2本目はシュートを意識したらああいう形になったので良かったです。1ゴール目は大塚からいいボールが来たので落ち着いて決めることができました。2ゴール目は相手のミスから持っていったんですけど、チームとして奪い取って決めたゴールだと思います」
狙い通り、そして周りのサポートもあって決めた2ゴール。それも進学先で、すでに練習参加している桐蔭横浜大の先輩たちから決めて見せた。「自分の進学先だったので先輩がいてやり辛かったんですけど、大学の方でもアピールですし、高校選抜の方でもアピールだったのでより気合が入った」。そして両方へのアピールに成功したことに笑顔を見せていた。
昨年、日本高校選抜の一員として欧州遠征を経験。その経験から意識していたプレーをピッチで表現していた。それは守備面について。「きょうサイドハーフの位置で強くプレッシング行けと言われたのでそこで強く行けるかで相手が侵入できなくなるので、そこは早めのプレッシングとポジショニングを意識しました。でも、まだ足りない。海外のことを考えたら10cm、20cm寄せていかないとかわされたりする。足の長さとか体格が違うので、10cmとか1cmとかにこだわって行きたいですね」。
名門・桐光学園の10番を背負って臨んだ全国高校選手権では初戦敗退したものの、高校選抜候補入り。チャンスを活かし、欧州遠征メンバーに再び選ばれて、昨年できなかったことをやり遂げたいという思いがある。「(昨年の欧州遠征では)得点決めて勝利に貢献するということができずに、1得点だけで終わってしまった。今年は3年生で最後なんで、ゴールという形でチームの勝利に貢献していきたい」。選手権では決めることができなかったが、この日の2得点は昨年の欧州の経験から磨いてきたものの成果。欧州でもゴールを連発して、1年間の成長を証明する。
(取材・文 吉田太郎)
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