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日本高校選抜FW陣で最短の出場15分間、FW伊藤龍生が攻めて、守って、猛烈アピール

ゲキサカ / 2017年2月18日 17時26分

後半23分、日本高校選抜はFW伊藤龍生が3点目のゴールを決めて右手を突き上げる

[2.18 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜0-4日本高校選抜 日産]

 日本高校選抜のFW登録されている5選手の中では最も短い出場時間15分。だが「出場時間が一番短い中で自分がどうやって得点するとなった時に、守備もしながらゴールを目指すというのは自分の持ち味。ゴールできて良かった」と振り返る180cmFW伊藤龍生(米子北高)が見事に結果を残した。

 後半20分からピッチに立った伊藤は出場からわずか3分後にゴールを奪う。前線から連動したプレスで相手DFのパスコースを消すと、ミスパスを逃さずにインターセプト。そのままドリブルでゴールへ向かうとフェイントでGKを揺さぶってから右足シュートをねじ込んだ。

「僕もプレスかけて行って、(安藤)瑞季もかけてくれていた。次、バックパスしてくるだろうなと予測していましたし、そのパススピードが弱くなった時点で狙っていて奪って決めることができて良かった」

 米子北で磨かれてきたハードワークを日本高校選抜でも表現。そして求めていた通りにゴールを破った。後半31分の4点目のシーンではDFを背負いながら縦パスを収め、自身を追い抜くようにゴール前へ飛び出したMF松本泰志(昌平高)へ倒れ込みながらリターンを通してワンツーを完結。見事に4点目を演出してみせた

 記者陣からの「楽しそうにプレーしていたね」の声に笑顔を見せた伊藤は「自分的に選手権でも楽しんでやるというのがあるので、選抜チームでも盛り上げて楽しんでやろうと思っていた」と説明。そして「今は米子北高校を背負ってここに来させてもらっている。仲間や監督に感謝したいですし、きょうもそれを思って点を取りたいと思っていたので決められて良かった」と感謝を口にした。

 この日はアピールに成功。だが、まだまだもちろん満足はしていない。今後もアピールを続けて、FW争いを勝ち抜いて、18名の欧州遠征メンバーに食い込む。

(取材・文 吉田太郎)

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