日本人最多出場記録にあと1試合と迫った長谷部、痛恨のPK失敗でチームも今季初の連敗
ゲキサカ / 2017年2月19日 10時27分
[2.18 ブンデスリーガ第21節 フランクフルト0-2インゴルシュタット]
ブンデスリーガは18日、第21節2日目を行い、MF長谷部誠の所属するフランクフルトはホームでインゴルシュタットと対戦し、0-2で敗れた。長谷部はダブルボランチの一角で先発し、3バックのリベロ、4バックのセンターバックと、試合展開に応じてポジションを変更。痛恨のPK失敗もあってチームは敗れたが、この試合でブンデスリーガ通算233試合出場となり、奥寺康彦氏が持つ日本人最多出場記録の「234」まであと1試合としている。
前節のレバークーゼン戦に0-3の完敗を喫したものの、僅差で3位キープに成功したフランクフルト。仕切り直しとなる一戦はメンバーを3人入れ替え、負傷から復帰したDFダビド・アブラム、FWアンテ・レビッチ、FWハリス・セフェロヴィッチが先発した。
前半25分、インゴルシュタットが得意のセットプレーから先制点を奪う。右CKからファーサイドへ流れたこぼれ球をノーマークのDFロマン・ブレジュリが渾身のボレー。ゴールに突き刺し、1点をリードした。
前半30分過ぎにフランクフルトは4バックから3バックに変更。長谷部を3バックのリベロに置き、両サイドバックをより高い位置に押し上げた。ところが、前半34分、最終ラインでの競り合いでアブラムがFWダリオ・レスカノの胸部を蹴ってしまい、一発退場。10人となったフランクフルトは4バックにシステムを戻し、長谷部とDFヘスス・バジェホがセンターバックを組んだ。
苦しい展開のフランクフルトは前半44分にバジェホが負傷するアクシデント。DFマイケル・ヘクターを投入する緊急事態となり、長谷部とヘクターのセンターバックに変化した。1点ビハインドで折り返した後半8分、レビッチがPA内でGKマルティン・ハンセンと衝突し、PKを獲得。しかし、5日のダルムシュタット戦(2-0)に続いてキッカーを務めた長谷部がゴール右下を狙ったキックはGKに止められ、こぼれ球をもう一度長谷部が右足でシュートを打ったが、これもクロスバーに弾かれた。
痛恨のPK失敗で絶好の同点機を逸したフランクフルトは後半23分、ヘクターがPA内でFWマシュー・レッキーを倒してしまい、PKを献上。インゴルシュタットはこれをMFパスカル・グロスが決めてリードを2点に広げた。同35分にはインゴルシュタットのレッキーが一発退場となり、数的同数になったものの、試合はそのまま動かず、フランクフルトは0-2で敗戦。2試合連続の無得点で今季初の連敗となり、順位も暫定5位に後退した。
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