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[MOM428]九州選抜FW儀保幸英(2年)_Jクラブ練習参加のFW、九州選抜ただ一人の沖縄組

ゲキサカ / 2017年2月19日 6時57分

「今日の試合を振り返って一番悔しいのは、最後のワンプレー。亜門さんと被ってしまった。トラップしたボールに二人で被って、どちらが打つか迷ってしまった。そこを思い切って打っていれば、PK戦へ持っていかずに勝てたと思うので、そこが悔しい。これから、そういうシーンがあったら絶対に譲らずにいきたい」

 1-1で90分を終え、試合はPK戦へ突入。両守護神が1人ずつ止め、北海道・東北4人目のシュートはクロスバー。PK3-3で最終キッカーの儀保へ順番は回ってきた。決めれば勝利、外せばサドンデス。プレッシャーのかかるシーンだったが、儀保は難なくGKの逆を突き、低い弾道のシュートをゴール右へ決めた。90分のなかでは悔しさあるシーンが続いたが、最後を持っていったのは沖縄で戦うストライカー。チームメイトたちの歓喜の輪の中心に儀保はいた。

 日常的に様々なJクラブと練習試合ができる関東や関西とは、また違った環境が沖縄にはある。沖縄で大学サッカーに打ち込む“メリット”として、儀保はJクラブのキャンプ地になっていることを挙げた。実際に冬にJクラブが沖縄キャンプを行った際に儀保は横浜F・マリノスや湘南ベルマーレから呼ばれ、練習参加を果たしている。

「Jクラブへアピールする意味では九州選抜に入るのは大事。選抜に入って、結果を残せば“沖縄にもいい選手がいる”と思ってもらえるし、Jクラブのキャンプにも呼んでもらえる。呼ばれた先のキャンプでで示せたら、さらにいいアピールになるので、そういう部分で沖縄は恵まれているなと思います」

 また昨年はFC琉球から特別指定選手の打診はあったものの、大学1年生ゆえに授業などとの兼ね合いで練習参加がなかなかできずに見送った経緯がある。しかし、2017シーズンは長期休暇などを使い、練習に参加できる見込み。「どんどん成長したい」と上のカテゴリーでプレーできることに夢弾ませて、地道にアピールしていくつもりだ。

 高校時代を戦ってきた仲間たちとともに関東の強豪校へ進学するのではなく、沖縄で戦うことを選んだ。「今のところは良かったと言えます」と迷いない表情で話した儀保は「今回のデンチャレを振り返ったら、まだまだだなと思いますけど……この選択が間違ってないということを証明するためにあと2年、頑張りたい」と誓った。自らの足で、ゴールで未来を切り拓く。

(取材・文 片岡涼)
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