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[新人戦]「少しずつ今年らしさが出てきた」岩崎卒業の京都橘、目指すはチーム全体での崩し

ゲキサカ / 2017年2月20日 7時39分

 京都橘は選手権予選5連覇を達成した昨季のチームからU-19日本代表FW岩崎悠人とFW堤原翼の二枚看板が卒業。守備も入学当初から定位置を掴んできたGK矢田貝壮貴がチームを離れ、今年は1からのチーム作りを余儀なくされている。初陣となった今大会は、「これまでのやり方が染みついていたけど、もう彼らはいない。これまでみたいにダイナミックにゲームが運べないので、今年なりの良さを出さないといけないと思っていた」(米澤監督)。

 岩崎のように苦しい状況を一人打破できる選手がいないため、目指すのはチーム全体での崩し。新チーム結成後は、2年生が日替わりでキャプテンを務めるなどして、互いをカバーする精神を養ってきた。この日も素早いパス回しで、サイドを揺さぶる場面が見られるなど、「少しずつ今年らしさが出てきた」(米澤監督)と一定の評価を授かったが、更なる上を目指すためには、突出した個の台頭も必要だろう。

 期待される一人はこの日、キャプテンマークを託された河合。米澤監督は「2年生で試合に出て先輩に自由に一生懸命やらせてもらっている立場とは違って、今年はチームをどう導くべきか考えながら自分だけでなく、プラスアルファも出さなければいけない。それができれば大きく成長できるし、ゲームを作るだけでなくチームの本当の軸にならないといけないので、プレッシャーをかけている」と期待を口にする。

 河合自身も「チームとして勝ちたいけど、個人としても目立っていきたい。チーム状態が悪い時でも、流れが作れるようになりたい」と自覚が芽生えつつある。彼だけでなく、この日は不在だった昨年の10番MF梅津凌岳(2年)や、2点ずつ奪った輪木や篠永など楽しみな存在は多く、岩崎に続くスター候補が今年も出てくる可能性はある。集団の中から誰が抜け出すのか。チームの行方と共に個の成長に期待がかかる、見どころの多い一年が始まった。

(取材・文 森田将義)

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