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「僕は完璧にしたい」。近年の選手権で最もインパクト残した優勝GK廣末陸、FC東京、新しいステージへの決意

ゲキサカ / 2017年2月23日 15時29分

―2冠を獲得して高校生活を終えたが、目の前に壁があることはまた歓迎するところでは?
「2冠を獲ったことは嬉しかったですし、達成感もありましたけれど、青森山田は青森山田で、FC東京はFC東京。違うステージだと思っています。プロとアマチュアの違いもありますし、プロではまだ何も成し遂げていないので、本当に自分がここから何ができるかの勝負だと思っているので、こだわってやっていきたいです」

―特長の部分も徐々に発揮できている印象だが、それでもまだまだ?
「(キャンプを終えて)小平に帰ってきてから少しずつ特長を出せるようになってきました。このチームが始動してから沖縄キャンプ、都城キャンプがあったんですけれど、そこでは全然スピードについていけなかったです。(FC東京は)スピードが速いのに精度も高い。僕みたいなGKはどれだけ考えて、どれだけ無駄をなくすかが重要だと思っている。今までのように粗い動きをちょっとでもしてしまうと、あっと言う間に失点してしまいます。今は凄く試行錯誤しながらやっていますが、2回のキャンプを通して少しずつスピードにも慣れ、自分のプレーも若干出せるようになってきたので、もっと慣れて、自分のいいところをしっかり出せればいいと思います」

―高校時代にこれでもか、というくらい突き詰めてきていても、それ以上を求められるのがプロの世界。
「結果の世界ですから。どんなに自信があるプレーでも1本ミスをすれば、それは厳しく指摘されます。高校だったら『ナイスチャレンジ』で終わっていた部分をかなりキツく言われますし、僕みたいにロングフィードが得意な選手はその10本中8本成功しても2本失敗したら言われてしまうので、1本中1本を成功することを心がけてやっています」

―当時もそれが許されていた訳ではないと思うが、自分自身も厳しい目を向けるようになった。
「今まで以上に厳しい目を持ってやっています」

―現在、コーチから指摘されることが多いのはどのような点?
「今は、細かいつなぎですね。4対4のシュートゲームをやることが多いのですが、その時にスペースが少ない中でボールをつけるかつけないかの判断。判断の切り替えの速度を凄く求められているので、GKでノッキングしてしまうことがないように意識しています。青森山田では考えて、考えて、自分一人で打開できたりしたんですけれど、FC東京はGKにスピードを求めるので、速く味方につけるというところのギャップ、イメージの違いに苦しんでいます。現在、試合で45分も出られていないような状況でそれを一本やってしまうと、自分の評価にも繋がってしまいますし、チームで求められていることをどれだけ自分が表現できるかだと思っているので、抑えるところは抑えながら、上手くできればいいかなと思います」

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