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[新人戦]京都注目カードは東山が久御山撃破!選手層の厚さを証明

ゲキサカ / 2017年2月23日 20時42分

 ただ、新チームへの手応えはまんざらでもないようだ。この時期は新人戦と並行してジャパンユースプーマスーパーリーグに参加。さらに実力校との練習試合も組むなど精力的に実戦をこなしながらチームを作り上げている中で、この日は主力と期待される選手が負傷やコンディションを落としていることで先発から外れ、代わって先発した選手らが持ち味を発揮していた。前述した國領も、その一人だ。また、成長株がそろう1年生も虎視眈々とチャンスをうかがっており、中盤の一角を務めた倉貫直人(1年)は大会優秀選手に選ばれている。

 1月には連日の大雪警報で延期となったグループリーグ2試合が、練習試合を組んでいた日に組み込まれることがあった。一日で公式戦2試合と練習試合の計3試合をこなすことになったが、選手を割り振りふって決勝トーナメント進出を決めるなど、選手層の厚さを証明している。キャプテンに就任した池田は「昨年の岩崎君のようなスーパーな選手がいない分、一人ひとりがハードワークをしないと勝てない。そこはやれていたと思います」と試合を振り返っている。超高級の選手はいなくとも、攻撃の中心となる池田や、U-15、U-16日本代表経験のあるGK高田侑真など実力者は健在。彼らを軸とした総合力を高めることで、2012年の高校総体出場から遠ざかっている全国の舞台へ今年こそ返り咲けるかどうかに注目が集まる。

 一方、敗れた久御山の松本悟監督は開口一番に「負けやね。前半は内容で負けて、後半は押し込んだけれど…あれじゃ崩せない」と悔しさをにじませた。敗戦という結果よりも指揮官が気になったのは選手の心理面だ。「すぐに“勝ち負け”にいってしまう。もちろん試合に勝つためにプレーしているんやけど、その為になにをすべきなのか」。結果を気にするあまり、日々追求しているプレーの質が下がってしまえば勝利は遠のいていくだけだ。ハーフタイムには自分たちの良さは何かを再確認したことで、後半の反撃につながった。キャプテンを務めるDF中村禄郎(2年)は「久御山らしさが出せなかった。後半は少しよくなったけど、前半は相手に潰されて萎縮してしまったのかな」と課題を語っている。個々の技術を磨き上げ、それをチームとして発揮するのが久御山スタイル。新人戦では敗退となったが、この悔しさを糧とすることが夏以降の躍進につながるはずだ。

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