相手の注目MFには「絶対にやらせない」。西武台はSBからボランチ復帰のMF清野が存在感
ゲキサカ / 2017年2月26日 0時5分
[2.25 JYPSL 西武台高 5-0 桐光学園高 西武台高G]
狙い通りの守備で試合の流れを傾けた。西武台高のMF清野昂大はボランチとして出場して完封勝利に貢献。今月開催された県新人戦まではSBだったMFが読み鋭く、球際強い守備で桐光学園高のミスを誘うなど守備面でチームを引っ張った。
桐光学園の中盤には今年の注目プレーヤーであるMF田中雄大主将がいた。清野は彼に自由なプレーをさせないことを意識。わずかな隙を突いてスルーパスやシュートに持ち込んでくるMFに決定機も作られたが、ミスを誘ってボールを奪うなど、思い通りのプレーをさせなかった。
「自分的には読みが持ち味。相手は繋ぐ目的でやってきたと思うんですけど、きょう、(自分自身は)目の前の田中くんだけは絶対にやらせないという目的でやろうとしていたんで、それが結果として出たかなと思います」。相手のキーマンを封じて快勝をもたらした。
黒岩宏明コーチが「緩急つけてゲームつくっていた」と評価するなど、ゲーム主将のMFは攻撃面でも貢献度大。4、5か月ほどボランチから離れて他のポジションに挑戦していたというが、本職に戻った清野は強豪相手に攻守両面で存在感を放って見せた。
今後はSBで学んだボールの受け方なども発揮してチームの勝利に貢献する。「スルーパスや、最後ゴールに繋がるプレーを高めていくこと。そして今年の持ち味である守備はサボらずやっていきたいです」。全員攻撃、全員守備の西武台サッカーの中心として躍動する。
(取材・文 吉田太郎)
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