「泥仕事」の賜物…今季初ゴールの横浜FM富樫「こぼれ球は来るべくして来た」
ゲキサカ / 2017年3月5日 0時47分
[3.4 J1第2節 横浜FM3-0札幌 ニッパツ]
センターフォワードとしての責務を果たした。横浜F・マリノスのFW富樫敬真が開幕2戦目で今季初ゴール。2月25日の浦和との開幕戦(3-2)に続いて4-2-3-1の1トップを任された23歳が結果を残した。
1-0で迎えた後半9分、相手のバックパスをカットしたMF齋藤学がドリブルで持ち込み、自らシュート。相手GKが弾いたところに富樫が詰め、左足で押し込んだ。「ああいう形のこぼれ球が来るように、泥仕事というか、チームの仕事をしている。こぼれ球は来るべくして来たのかなと思う」。前線からのハードワークにチャンスメイク。攻守に運動量を発揮し、ボールを呼び込んだ。
前半41分にはMF喜田拓也の絶妙なスルーパスから決定機を迎えたが、左足のシュートはわずかにゴール右へ。決めるべきチャンスを逃した反省は残ったものの、ポジションを争うFWウーゴ・ヴィエイラが途中出場で2試合連続ゴールと結果を出す中、自身の存在感をあらためて示した。
FW伊藤翔を含め、ポジション争いは熾烈だが、それはどのポジションも同じ。「いい競争ができているし、今まで以上にいいコミュニケーションが取れている。エネルギッシュにできている」。2試合連続の3ゴールで開幕2連勝という結果に手応えを深める新エース候補は「ホーム2連戦で多くの点を取って勝っているけど、次は難しい試合。チャレンジャーの気持ちでやっていきたい」と、次節10日のアウェー鹿島戦に視線を向けた。
(取材・文 西山紘平)
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