大怪我乗り越えてJ1で2戦連続先発のMF森島司、広島での経験をU-20代表でも発揮へ
ゲキサカ / 2017年3月24日 18時0分
左膝の大怪我を乗り越えてJ1デビューを果たしたMFが、世界を目指す。三重の名門、四日市中央工高出身でプロ2年目のMF森島司(広島)は今季のJ1開幕戦でJ1デビュー。第2節でも先発出場を果たした森島はこの日、昨年3月以来となる年代別日本代表候補合宿に参加した。
左MFの位置でプレーして初日のトレーニングを終えた森島は「久々の代表だったので緊張しました」と微笑。そして「試合出ているんでコンディションとかみんなよりも試合の中で走れると思うので、頑張って受けて捌いてを繰り返して、あとはチャンスを作るパスだったり、自分が点決められればいいなと思います」と意気込んだ。
J1ではプレッシャーの厳しい局面でボールを受ける、捌くことを経験。それを代表でも発揮して、チームにプラスアルファをもたらすか。「(代表は)みんな上手いんで回せるんですけど、あとはゴール前の迫力だったり、ロングシュートとか、大きい展開とかというアクセントを僕のところでつけられたらいいと思います。ああいう(J1の)レベル高いところで試合に出られるというのは凄くいいことだと思うので、ギャップで受けるのはシビアですけれど、ああいうシビアなところで受けるということを代表でも意識してやっていきたいです」
高校1年時の全国高校選手権で四中工の4強入りに貢献して注目を集め、年代別日本代表などを経験して広島入りした森島だが、昨年8月に左膝膝蓋骨離断性骨軟骨炎の手術を実施。それでも全治5か月の大怪我を乗り越えて、今年、ピッチで躍動している。「去年ケガとかしたので難しいところもありましたけれども、開幕戦とか出られて。ここからですけど、良かったです」。プロ1年目に悔しい思いを経験したMFは今年、クラブで、代表で強い意欲を持って取り組み続ける。
U-20W杯へ向けて「(選ばれれば)しっかり日本の代表としてやりたいです」と語った森島。J1屈指の強豪クラブで出場している経験を代表でも発揮して、チームのレベルを引き上げ、自身も世界切符を掴む。
(取材・文 吉田太郎)
●U-20W杯韓国2017特集ページ
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