攻守に働く“右サイドの弾丸”…DF藤谷壮、存在感示すも「今は焦りの方がある」
ゲキサカ / 2017年3月24日 17時32分
[3.8 練習試合 U-20日本代表候補 2-0 FC東京]
タッチライン際を豪快に駆け上がる“右サイドの弾丸”は、この日も持ち味のスピードを発揮。迷いなく敵陣深くへと切り込むU-20日本代表候補DF藤谷壮は、「あの大会で結構自信がついた」と昨年10月に行われたAFC U-19選手権を振り返った。
グループリーグ第1節、第2節を欠場した藤谷だったが、「コンディションが上がってきた」(内山篤監督)と第3節カタール戦で先発に抜擢。続く準々決勝タジキスタン戦、そして決勝のサウジアラビア戦でもスターティングメンバーに名を連ね、チームのアジア制覇に貢献した。自身も右サイドで激しい上下動を続け、スピードに乗ったオーバーラップで敵陣深くまで進入して攻撃に厚みも加えた。
「あの大会は自分的にも良い経験になった。スピードという僕の長所が通用するという自信がついた」。そう語る一方で課題も感じたようで、「クロスの質が低いし、守備の面でも球際での弱さがあった」と修正すべき点を挙げている。
そして8日に行われたFC東京の練習試合でも、果敢に右サイドを突破する場面を見せる。さらに守備時のポジショニングも良く、ゴール前でカバーに入って相手シュートをはね返すだけでなく、相手のパスをカットして持ち上がるなど、攻守両面で存在感を示した。「昨日、体力測定をやって少し体が重いかなと感じたけど、その割には動けたと思う」と自身もこの日の出来に手応えを感じたようだ。
アジア王者の一員となったが、5月に行われるU-20W杯メンバー入りが約束されているわけではない。所属する神戸で出場機会をつかめていないこともあり、「今は焦りの方がある」と表情を引き締める。「あと2か月しかないし、代表合宿も多くない。5大会ぶりに世界大会(U-20W杯)に出場できるので、気合は十分入っているし、当然出たいけど、それに向けてもっと準備をしないといけない」。
U-20W杯まで残された時間は限られている。しかし「一番の長所であるスピードが、どこまで通用するか試したい」と意気込みを語る快足SBは、世界大会出場に向けて日々成長を遂げていこうとしている。
(取材・文 折戸岳彦)
●U-20W杯韓国2017特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
中学3年でのプレミアデビューにも「これに満足しないで、次はどんどん前に絡んで点を獲りたい」。柏レイソルU-18MF長南開史が記した「15歳のスタートライン」
ゲキサカ / 2024年6月23日 21時23分
-
鋭い縦突破とクロス、対人守備の強さも発揮。U-16日本代表右SB薄井翼(浦和ユース)が堂々の“代表デビュー戦”
ゲキサカ / 2024年6月20日 19時40分
-
桐光学園が強度、切り替え、運動量で相手を凌駕。前回全国2位・3位対決を3-0で制し、神奈川県予選突破!
ゲキサカ / 2024年6月16日 9時5分
-
為せば成る。流経大柏の大型右SB松本果成がスプリント、ドリブルでインパクトのある動き
ゲキサカ / 2024年6月13日 14時36分
ランキング
-
1「5人くらい関係を持った」“西武の新4番”岸潤一郎(27)の“ネットナンパ不倫”が発覚《“嫁が好きなんて一言も…”不倫相手に送った驚愕メッセージ》
文春オンライン / 2024年7月3日 16時0分
-
2鈴木彩艶がシントトロイデン最高額17億円でパルマ入りへ 代役で小久保ブライアン獲得か
東スポWEB / 2024年7月3日 9時30分
-
3衝撃27号は「ビデオゲーム」 大谷翔平、異次元の活躍に実況唖然「ビューティフル」
Full-Count / 2024年7月3日 13時39分
-
4【U-23】MF松木玖生 まさかの〝サプライズ落選〟男子パリ五輪代表メンバー発表
東スポWEB / 2024年7月3日 14時35分
-
5バド選手が試合で倒れて「AEDの使用もないまま」死亡 日本AED財団「痛恨の極み」、緊急メッセージに込めた思い
J-CASTニュース / 2024年7月3日 20時1分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)