[Blue Wave winter league 2017 中四国S-1]玉野光南が無敗V!強豪8校が争ったリーグ戦の頂点に
ゲキサカ / 2017年3月14日 9時54分
中四国の強豪8チームが冬季にチーム強化と選手育成を目指す「Blue Wave winter league 2017 中四国S-1」は12日、高知県黒潮町で最終節を行い、玉野光南高(岡山)が無敗優勝を達成した。
2位・香川西高(香川)と勝ち点1差の首位で最終節を迎えた玉野光南は帝京五高(愛媛)と対戦。大会優秀選手に選出されたMF朝原康平を中心に攻める玉野光南は前半5分に注目FW飯尾柊太のゴールで先制すると、MF高木凌の2得点とFW中原啓介のゴールで加点して4-0で快勝した。特に選手間の意思疎通の面で他を上回っていた印象の玉野光南は5勝2分で無敗Vを達成。一方、帝京五は試合が進むにつれて連係面が向上してFW小谷堅秦がシュートを連発していたが、MF横川晴海の左クロスにFW河合迅斗が飛び込んだシーンがポストに阻まれるなど1点が奪えなかった。
香川西は最終節で3位・明徳義塾高(高知)と対戦。FW高木慎也やMF本田功輝ら主力の大半が不在だった香川西に対し、明徳義塾もMF江口隆史ら主軸を欠いての一戦となった。試合は明徳義塾が5-1で快勝。明徳義塾は前半5分にMF石黒由矩のゴールで先制すると、8分には相手の隙を突いたFW向井一輝が加点する。その後もMF大山夏海を中心にボールを動かす明徳義塾は18分にMF清水侑季が3点目。その後、2得点を奪った向井はハットトリックを達成した。香川西はFW松本凌茉が積極的に背後を狙うなど反撃して後半5分に大矢健人が、1点を返したものの、2位で全日程を終了した。
開幕4連敗で最下位だった境高(鳥取)が見事な3連勝で1部残留を勝ち取った。境は序盤からMF閑田拓真やMF野田貴也を中心に攻める広島国際学院高(広島)にボールを支配される展開。決定的なシーンも作られたが、CB野村光希やCB山本大誠を中心とした粘り強い守りでゴールを死守した境は前半18分、巧みにDFをかわしたFW藤井翼が左足シュートを決めて先制する。境は後半にもMF佐々木彪雅がスーパーゴールを決めて2-0で勝利。境は5位、広島国際学院は7位で大会を終えた。
ともに敗れれば2部降格の可能性がある中で最終節を迎えた松山工高(愛媛)と広島観音高(広島)との試合は広島観音が3-0で快勝。広島観音は4位、松山工は8位に転落し、2部降格となった。昨年の国体日本一メンバーのMF山口直也主将らをケガで欠く広島観音だが、前半10分にMF槙本稔己が先制ゴール。33分にもMF佐々木寛斗が加点した広島観音は後半にもMF出上直樹が決めた。一方、松山工はCB志摩奎人主将が対人で抜群の強さを発揮したほか、FW石井隆之介が突破からシュートへ持ち込む。主力メンバーが合流して前日よりも良くボールが動いていたものの、決定機を広島観音GK井西海斗の好守に阻まれたほか、自分達のミスから失点するなど残留を果たすことができなかった。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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