サイドではなく中央で…G大阪で新境地開く倉田を再評価、ハリル「非常に興味深い状況」
ゲキサカ / 2017年3月16日 18時50分
今季からG大阪の10番を背負う28歳が約1年7か月ぶりの代表復帰を果たした。A代表に初選出された15年8月の東アジア杯以来の招集となったMF倉田秋。バヒド・ハリルホジッチ監督は「倉田は今、新しい役割をこなしている。彼も興味深い選手だ」と、再招集に踏み切った。
「倉田は東アジア杯で(日本代表の)一員だった。ただ、今とは違う役割をしていた」。東アジア杯ではFW登録として招集され、15年8月5日の韓国戦も4-3-3の左ウイングで先発デビュー。所属クラブでもサイドハーフでの起用が多かったが、現在は主に3-5-2のトップ下としてプレーしている。
今回はMF登録での招集。リストを読み上げたハリルホジッチ監督はMF香川真司、MF清武弘嗣らとともにトップ下候補に含めた。「第2ラインでプレーしている。ボールリカバリーをしながら、後ろからプレーを加速させる役割をこなしている。戦術的な変更の中で、非常に興味深い状況にある」。サイドアタッカーではなく、中央のプレーメイカーとしての選出。クラブで新境地を開くMFに対し、指揮官は高い期待を口にする。
「彼は右へ行ったり、左へ行ったり、真ん中へ行ったり、さまざまなところに動くが、ボールを持っているとき、あるいはボールを持ってない状況でも加速させることができる。チームに何かをもたらすことができる選手だと思う。ポジショニングでいろんなところに行ってしまうので、そこを修正すればいろいろできると思う」
トップ下や攻撃的なボランチとしてFW原口元気を起用することもあるハリルホジッチ監督は、倉田のボランチ起用もオプションに含めている。「瞬発力がある選手で、深いポジションからボールを持って切り込んでいくことができる。そういったタイプの選手はそれほど多くない。それができるテクニックを持っている」。そう倉田を評した指揮官は「そういった意味で原口を使うこともある。長谷部とは違ったタイプのコンビとして、さまざまな選手を試している。柏木、大島……多くの選手を彼とのコンビで使ったが、ベストな選択肢がどれなのかを探している」と、MF長谷部誠の“攻撃的な相棒”にもなり得ると考えているようだ。
(取材・文 西山紘平)
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