[MOM2069]瀬戸内MF吉田寛太(新2年)_鮮烈ゴールと技巧で魅せた小柄な司令塔
ゲキサカ / 2017年3月19日 9時27分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.18 中国高校新人大会1回戦瀬戸内高 4-1 高川学園高 広島皆実高G]
登録165cmの小柄なボランチだが、存在感はピカイチだった。後半の4ゴールによって逆転勝ちした瀬戸内高の準々決勝進出の立て役者の一人がMF吉田寛太(新2年)だ。小柄で華奢な印象だが、周囲が良く見えていて、技術レベルも高い。セットプレーでは回転をかけたボールとストレートのボールも使い分けてチャンスメークして見せた。
0-1の後半16分にはこぼれ球を豪快な左足シュート。DFが前を塞いでいるような状況でわずかに空いた右隅へ見事にシュートを突き刺した。「(それまで)ずっとミスしていた。決めないと負けてしまうので、ここで流れを変えられればいいと思って気持ちで行きました」。後半はややミスが増えてしまい、チームの流れを崩してしまっていると感じていた。このままでは終われないという気持ちで放った一撃がチームを救った。
守備面はダブルボランチでコンビを組むMF半田拓巳(新3年)に負担をかけてしまう部分もある。だが、「その分自分はボールをいっぱい受けて、絶対に奪われずに流れをつくっていきたい」というMFは攻撃面で中心となってプレー。相手の逆をつくドリブルとパス、そしてPAへスルーパスを通すなど司令塔としての役割を果たしていた印象だ。
サンフレッチェ広島のジュニアユース出身。当時は現在よりも小柄で体力も無く、ケガも多かったという吉田はユースチームへ昇格することができなかった。それでも「自分に足りないものが瀬戸内高校にあると思っている。走ることや体づくりとか。中学校の時は走りも走れなくて、フル持たない感じだった」と課題の体力面を強化。当初は走りのメニューで設定タイムを切ることができなかったが、「半年で大分走れるようになりました。(現在は)身体が最後まで前に出るようになった」と現在は自信をつけている。
今後の目標は「点も取れるし、ゲーム決定作れる選手や、流れを変えられる選手になりたい。個で勝てる部分を成長させて、自分で打開できる選手、圧倒的な選手になりたいです」。瀬戸内からは初の高卒JリーガーとなったFW安部裕葵(現鹿島)のように、個の力を磨いて自身の将来を切り開く。
(取材・文 吉田太郎)
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