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[新人戦]全国で勝つために「中国チャンピオンにならないといけない」。立正大淞南が延長戦で聖光振り切る

ゲキサカ / 2017年3月20日 9時56分

 聖光の山本秀和監督は「県大会も4、5人いなかった。逆にいなかったら20人が意識高くやれていた」。選手層の厚さを示した聖光に何度も止められながらも、立正大淞南は集中した中央攻撃。そして空いたサイドからのクロスが決定機に繋がった。

 聖光のMF松嶋が惜しいドリブルシュートを放った直後の14分、立正大淞南はFW衣川絢誠(新3年)のラストパスに飛び込んだ安野のスライディングシュートが左ポストを直撃。また得意のセットプレーなどから聖光ゴールを脅かす。

 聖光も後半半ば頃から、体調不良から回復してきた主力組を投入。本来のキレではなかったというものの、MF松田優成(新3年)が抜群のスピードで魅せるなど攻撃のバリエーションを増やしていた。それでも立正大淞南は野尻監督が「真ん中2人は本当に期待していますし、こっちも信頼している」という竹中とCB山田祐樹(新2年)が堅い守り。中央の攻略を許さない。

 熱戦は延長戦で決着がついた。1-1で突入した延長前半終了間際、立正大淞南は左サイドを縦に仕掛けたMF檜垣和志(新3年)がPKを獲得。これを安野が右足で右隅へ決めて勝ち越す。安野が「県外遠征とかではなかなか勝てていない。自分達に力ないのはみんなで自覚しているので全員で走って戦ってということをベースに淞南サッカーを貫いていきたい」と語っていたが、延長後半も抜群の活動量を発揮していたMF岩田大和(新3年)ら足が止まらなかった立正大淞南が聖光の反撃を振り切って決勝進出を決めた。

 山陰の雄、立正大淞南も16年度は全国で未勝利に終わっている。それだけに野尻監督は「『全国大会で勝ちたいんやったら中国チャンピオンにならないといけない』と言っている。こういう大会で勝ち切るのは自信になる。ただし、彼らにも言いましたけれど、『こういう試合乗り切ったのは勝ち方としては積み上がったと思うけれど、明日負けたら意味ないぞ』と」。選手たちももちろん、中国チャンピオンになって大会を終えることしか考えていない。決勝も勝利して必ず、タイトルを獲得する。

(取材・文 吉田太郎)

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