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[新人戦]中国地方代表するCB、立正大淞南DF竹中響哉が圧巻の高さ発揮して同点ヘッド

ゲキサカ / 2017年3月20日 10時53分

立正大淞南高CB竹中響哉

[3.19 中国高校新人大会準決勝 聖光高 1-2(延長)立正大淞南高 山陽高G]

中国地方を代表するCBがその高さで相手をねじ伏せた。立正大淞南高のCB竹中響哉(新3年)は0-1の前半14分、右CKを一段階上の打点から豪快なヘディングシュート。圧巻の一撃で同点ゴールを決めた。

このCK、竹中がDFラインから前線大外の位置にたどり着くと、キッカーのMF山口海都(新3年)が間髪入れずにキック。竹中は「山口海都に『あそこに蹴ってくれたらオレが決める』と言っていた。ナイスボールだったので合わせるだけでした」と有言実行の一撃でチームに歓喜をもたらした。

 同点ヘッドは自身の甘い守備を取り戻すゴールでもあった。竹中は前半5分にCKから決定的なヘディングシュート。GKのビッグセーブ阻まれたあと、すぐに聖光高のカウンターに対応したが、MF松嶋辰之輔への対応が甘くなってしまってクロスを上げられ、それが失点に繋がってしまった。

「あのクロスを防げたら点はなかったと思いますし、自分がヘディング止められてそのカウンターだったので決めきれるようにならないといけない」

 それでも自らゴールを奪い返したMFはその後、聖光にゴールを許さず。182cmの長身を活かしたヘッドと対人でも抜群の強さを発揮した竹中はCB山田祐樹とともに最終ラインの中央でゴールを守りきった。

 ヘディングとスピードにも自信を持つ注目CBは「(監督の)野尻先生にもオマエら2人はパーフェクトにやらないと全国では通用しないと言われている。声かけあってはっきりやっています。自分はヘディングが得意。そのヘディングで点取れたことは大きかったと思うし、課題はちょっとしたサボりだったり、その点でピンチになると思うので、フワッとしたところをなくして、雑にならないようにやりたいです」と力を込めた。決勝でも攻守において自慢の高さを発揮し、中国タイトルを獲得する。

(取材・文 吉田太郎)

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