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「デカイだけ」からの脱皮!育ったG大阪で特別指定、京産大193cmFW和田健太郎、覚醒の兆し

ゲキサカ / 2017年3月23日 15時0分

 中学、高校は名門であるガンバ大阪のアカデミーでプレーした和田だが、決してきらびやかな世界を歩んできた選手ではない。G大阪時代はずっと一学年下のFW高木彰人らとの競争に勝てず、Aチームでの出場機会はわずか。今でこそ、“動ける大型FW”という特徴が見えるものの、当時は動きが堅く、「『デカいだけ』と言われることが多くて、ずっと悔しい想いをしてきた」。

 大学に入ってからは、課題だったフィジカル強化やステップワークの改善に着手。昨年までヘッドコーチを務めた小笠原唯志氏(現・長野強化ダイレクター)との出会いも大きく、過去にFW佐藤晃大(徳島)ら大型FWを育ててきた師から手取り足取り指導を受けたことで、動きの質が向上していった。

 また、昨年からコンスタントに試合経験を積めていることも成長を後押しし、「自分がやらなアカンという気持ちが強くなった」。今年に入ってからの成長を目覚ましく、DF橋本侑紀(新3年=C大阪U-18)は「覚醒しましたね。最初はチャンスが来ても活かせず『何してるん?』って感じやったけど、めっちゃボールがおさまるようになったし、シュートも上手くなっている」と同級生を評する。

 2月には関西選抜の一員として、デンソーカップチャレンジ大会にも出場。3月には成長が認められ、古巣・G大阪の特別指定選手にも承認された。U-23の一員ではあるが、先日のJ3戦・相模原戦ではベンチ入りも経験。ピッチに立つことはできなかったが、「また、ガンバのユニフォームを着られたのは本当に嬉しかった。あのスタジアムの雰囲気を味わえたのは大きくて、今後に繋がると思う」。

 「プロとやると、全部のスピードが違って、合わせるのが難しかった。通用するのも相手を背負った時のプレーくらい」と口にするように、今はまだ上のレベルでプレーするには課題が多いが、他の選手にはない魅力を持った選手であることは確か。今後も成長速度を緩めることなく、プレーの質を高め、より高みを目指すつもりだ。

(取材・文 森田将義)

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