[MOM2075]関東一MF篠原友哉(新3年)_新10番輝く!スーパーミドルに対戦相手も「凄かった」
ゲキサカ / 2017年3月25日 21時15分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.25 東京都1部L第4節 関東一高 2-0 FCトリプレッタユース 新小岩私学事業団総合運動場]
対戦したFCトリプレッタユースも「凄かった」と賞賛した一撃。関東一高は新10番のMF篠原友哉(新3年)がスーパーミドルで先制点を叩き出した。
前半6分、関東一は左サイドから攻めると、MF金子直樹(新2年)の落としを受けた篠原が右足を振り抜く。「最近ミスが凄く多かったので簡単に離してフリーでやろうと思っていた。(シュートは)思い描いていた通りでした」というシュートはゴール右上隅を捉えるファインゴール。新エースが自らのゴールでチームを勢い付けた。
昨年から中盤の主軸を担っていた篠原はこの日、遠い位置でフリーの選手を逃さずにボールを配球。キック精度の高さを活かしてサイドの深い位置へボールを通したり、ループパスで決定機を演出するなど攻撃の中心になっていた。相手のプレッシャーを余裕を持って剥がしていたMFは守備面でも「いつもでは飛び込んでしまうところも少し我慢してやれたかなと思います」と振り返ったように健闘。中盤での攻防戦でチームを優位に立たせていた。
それでも自身のプレーには満足しておらず、「キックが武器なのでもっと頻繁にシュートを打てるようにしたり、相手が来るとやりづらいのでもっとフリーでできるようにしたい。(去年の経験を)全然表現できていないので、もっと強気に表現できればチームの士気も上がると思うのでやっていきたい」と求めていた。
昨年は注目MF冨山大輔が背負っていた10番を受け継ぐ。「自分でつけたいと思っていた」という番号だが、今のところは重圧を感じずにプレーできているという。川崎Fの10番MF大島僚太のプレー動画などを見て学んでいる篠原は、ミス少なくボールを循環させて、ここぞの場面で攻め上がってゴールを決めるプレーヤーが理想像。この日のようにゲームをコントロールしつつ、試合を決めるプレーをして、また関東一を勝利へと導く。
(取材・文 吉田太郎)
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