骨折で離脱のMF今野、2年ぶり復帰で改めて感じた“日本代表”とは…
ゲキサカ / 2017年3月26日 1時23分
救世主となった男は、負傷のためチームを離れることになった――。ロシアW杯アジア最終予選3月シリーズで、2年ぶりの日本代表復帰を果たしたMF今野泰幸(G大阪)は、2日前の23日に行われたアウェーUAE戦で攻守において絶大なる存在感を発揮し、1点をリードして迎えた後半6分には価値ある追加点を奪取して2-0の勝利に貢献した。しかし、その2日後、日本サッカー協会(JFA)から発表されたのは、左第5趾基節骨骨折のためのチーム離脱だった。
UAE戦ではMF長谷部誠(フランクフルト)が負傷のため不在。キャプテンが普段背負う17番のユニフォームに身を包んだ今野は、「長谷部が、日本のキャプテンがケガをしてしまい、今まで中心でやってきた選手が抜けることで、崩れてしまったら日本のW杯出場が遠のいてしまうし、最悪なことになりかねない。その穴埋めというか、とにかく勝ち点3を持って帰るということだけに集中していた」と試合に臨み、見事に“穴埋め”以上の働きを披露した。
しかし、帰国後に行われた病院での検査によって、骨折が判明。翌25日に練習場に姿を現した今野は取材に応じ、「最悪、(骨折の)疑いはありました、どこかに…。折れていないだろうと信じていたけど…」と声を振り絞る。「メチャクチャ痛いわけではない」と悔しさを滲ませると、「ケガは誰も好き好んでやるわけではない、サッカー選手としてケガをするというのは、すごく悲しいことだし、本当に残念です」と心境を吐露した。
2年ぶりに日本代表の活動に参加し、ユニフォームに袖を通してピッチに立ったことで、改めて感じたことがある。「やっぱり、(日本代表は)刺激のある場所だし、生半可な気持ちで来てはダメだと、相当な覚悟を持ってやらないといけない場所だと改めて思った」。ブランクを感じさせないパフォーマンスを見せ付けた34歳のベテランは、無念の負傷離脱となるが、「まずはケガを治すこと、クラブで試合に出ること、一歩一歩やっていくしかない。早く治したい気持ちでいっぱいです」と前を向いた。
(取材・文 折戸岳彦)
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