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本当に厳しさある集団、勝つことにこだわる集団になるのはこれから。日本高校選抜候補は専大に敗戦

ゲキサカ / 2017年3月26日 22時38分

 2本目、日本高校選抜は飯島に代えて左MFに松本泰志(昌平高/3年、広島)を投入。鳥海を右サイドへ移した。松本と住永のワンツーから鳥海がシュートへ持ち込むなど1点を目指して攻めたものの、先制したのは専大の方。11分、専大はCK後のクリアボールをPAで繋いで押し込んだ。高校選抜は17分、町野に代えてFW伊藤龍生(米子北高/3年)を投入。住永のパスを伊藤がそらして松本がシュートを狙ったほか、終了間際には両サイドからクロスへ持ち込んだものの、中央で合わせることができない。

 3本目、高校選抜は杉山、佐藤、阿部、鳥海に代えて、右SBに常盤悠(尚志高/3年)、CBに橋本恭輔(青森山田高/3年)、ボランチに大塚諒(前橋育英高/3年)、右MFに飯島を投入。三國が左SB、金子がCBへ移った。その3本目、ベンチスタートでアピールに燃える選手達がチームを活性化。過去2本に比べて球際での必死さも出ていた高校選抜は橋本の好パスや常盤、三國の攻め上がりなど両サイドから専大を押し込む。そして松本や三國がカットインからシュートへ持ち込み、24分には安藤が縦に仕掛けて右足シュート。それでもゴールを破るには至らず、無得点で敗れた。
 
 強い雨の中での試合だったこともあってか、試合後、選手、スタッフからは元気の無さを気にする声があった。GK山ノ井は「もっと全員がやる気持って声出してやっていければ。みんな高校3年間チームのリーダーとしてやっていると思う。その良さを出せれば大学生でも海外でもやれると思う。もっと出していきたい」と語り、住永は「3本目は、みんなで合わせようとしていたけれど、1本目のはじめからやらないといけない」と指摘していた。

 各選手、スタッフがまずチームに馴染むことに重点を置いてチームを作ってきたが、これからは互いが指摘し合いながら、勝つことにこだわる集団へと変えていく。黒田監督は「ゲームの中だけを構築する訳ではないので、24時間というものをゲームに向けて行くような厳しさとか、集中力とか、もちろんコンディションのところもそうだけど、本当にみんながこだわってやれるような集団づくりを、もっと高いレベルで要求していく」。今後はピッチ外から自主性高い集団となって欧州へ。そして、欧州、南米の強豪と戦うデュッセルドルフ国際ユース大会で頂点に立つ。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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