同世代相手に得点力爆発も大学生DF相手に無得点、FW安藤瑞季はよりレベル高い相手からゴールを
ゲキサカ / 2017年3月27日 0時0分
[3.26 練習試合 日本高校選抜候補 0-1 専修大]
自身と同じ高校2年生(新3年生)の選手たちと対戦したNEXT GENERATION MATCHのU-18Jリーグ選抜戦は交代出場で1ゴール。同じく、2年生中心のメンバーが相手だったヤングサッカーフェスティバル・静岡県ユース選抜戦ではハットトリックを記録した。
今年の高校年代注目のストライカー、FW安藤瑞季(長崎総合科学大附高/2年)は同学年の選手たち相手の試合で圧倒的とも言えるパフォーマンスを披露して結果を残してきたが、この日は専修大DF陣の前に不発。強靭なフィジカルを活かした縦への仕掛けから決定的なシュートを放っていたものの、大学生相手に幾度か球際で競り負けるシーンや、相手DFに入れ替わられてボールを失うシーンもあり、本人にとっては納得の行く内容の試合にはならなかった。
2月にはU-18日本代表の一員としてスペイン遠征を経験。より高いレベルを目指す安藤は今回の日本高校選抜欧州遠征も絶好の腕試しの機会と考えている。「海外の選手はこっちが先に考えて動いたらボーっとしているところがあったし、先に身体当ててしまえば負けない部分があったので、そういう部分でやれると言ったらおかしいですけど、戦える部分がある」。スペインで得た手応えを今回は高校選抜で発揮する。
日本の高校生サッカー部員の代表として臨むデュッセルドルフ国際ユース大会(4月、ドイツ)。目標はもちろん優勝だ。「まずはチームとして優勝したいという気持ちが大きい。黒田監督と一緒に優勝をつかみたいと思っている。自分は(他の選手たちよりも)一つ下ですけれど、年齢は関係ない。試合に出る限りは日本の高校サッカーを背負っていますし、残り1分でも残り1秒でも諦めたらダメ。最後の最後まで真剣に戦わないといけない」。
自身に求められているのはゴール。間違いなく同学年のDFたちよりもレベルの高いであろう、国際試合でゴールを決めて来る。「(デュッセルドルフ国際ユース大会は)25分ハーフで先手必勝。最初から100%でそれ(相手の守り)を越えていけるか。ゴール前で貪欲に点を取りにいきたい」と誓った。今年の高校ナンバー1ストライカー候補は、より強い相手からのゴールにこだわる。
(取材・文 吉田太郎)
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