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[UAチャレンジカップ]スペイン遠征で「変わった」慶應義塾が強さ示して創造学園に勝利

ゲキサカ / 2017年3月28日 15時23分

 前半29分、慶應義塾は右サイドの長谷川が斜めの好パスをボランチの司令塔MF平田賢汰(新3年)へ通すと、すぐさま平田がスルーパス。そして、ドリブルで仕掛けた板倉がカバーに来たDFをわずかに外して右足を振り抜く。この一撃がゴール右隅へ突き刺さって慶應義塾が先制した。

 慶應義塾はさらに後半7分、左サイドで相手DFのプレッシャーをいなしながらボールを運んだ板倉が、左外側のFW島田雄大(新2年)へパス。ドリブルで一気にPAへ切り込んだ島田がDFに倒されてPKを獲得する。このPKを島田が自ら右足で決めて2-0となった。

 創造学園は落胆の色濃い失点に。塩原も「失った時の切り替えだったり、点取られたあとや上手く行かなかった時の対応の仕方をやっていかないと勝てないと思っています」と指摘していたが、良い時間帯の勢いは薄れていた。創造学園は後半もいい形でボールを奪って攻撃に移ろうとしていたが、精度を欠くなど慶應義塾の守りを上回る攻撃をすることができない。一方の慶應義塾は終盤もMF眞木勇輝(新3年)が積極的な仕掛けで守備網を破るなど、好守から攻め続けて勝利した。

 今年の慶應義塾には「全ては選手権のために」というテーマがある。昨年は関東大会、全国高校総体に出場しているが、今年もそれを経験して、また高いレベルのチームになって冬を迎える意気込みだ。本格シーズン開幕前に本気で意識を変えられたことは大きなプラス材料。板倉は「一戦一戦、一つ一つの練習で負けないことにこだわって、課題出たらその場でみんなで指摘し合うことを意識している」。この日はボールの失い方が悪いシーンも幾度かあったが、酒井、平田、板倉の3本の柱を中心にポテンシャルを示したことも確か。今後も全員が意見しながら、こだわって、選手権で勝つチームを目指す。

(取材・文 吉田太郎)アンダーアーマーチャレンジカップ2017 SPRING

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