[ミズノカップ U-18 IN うどん県]全国区の強豪相手に3戦連発、1試合4発も記録した飛龍FW斉木「どこが相手でも」点取り続ける決意
ゲキサカ / 2017年3月31日 14時51分
[3.30 ミズノカップ準決勝 飛龍高 0-3 桃山学院高 香川県サッカー場サブ]
今回のミズノカップ予選リーグは野洲高戦で先制点、玉野光南高戦では決勝点を決めた。そして初芝橋本高戦では相手がベストメンバーではなかったと言え、左足FKでのゴールを含めて20分間で4発。精度ある左足と打開力、そしてロングスローも連発した飛龍高FW斉木裕龍は今大会でインパクトを残したストライカーだった。
桃山学院高との準決勝でもゴールマウス直撃の左足ミドルを放った。また、桃山学院が「スケール大きな選手だったのでセントラル3枚で5mくらいで挟める距離において良さを消した」(堀監督)と警戒する中、ドリブル突破や素晴らしい左足パスでチャンスを演出するシーンもあったが、その数を増やすことができずに敗戦。運動量を欠く時間帯もあってチームに貢献できなかった斉木は「自分は潰されても点取ることだけを考えていた。チャンスもあったので決めきれていれば変わったと思います」と悔しがった。
大阪体育大を経てC大阪でプレーする先輩FW澤上竜二を彷彿とさせる部分も多いレフティー。「ゴリゴリ前に行けるところやあまりボールを取られないところは自信がある。シュートも自信あります。苦しい時とかにチームのために点取ったり、身体を張ったりするストライカーになりたい。どこが相手でも、もっと上を目指すならば点決めて勝っていかなければいけないと思っている」
澤上や憧れの存在である2学年上のFW鈴木厚太(現専修大)でも成し遂げられなかった静岡制覇、全国出場が目標だ。課題は背後へ抜ける動きや守備面の質、試合を通しての活動量。武器を磨き、課題を改善してチームを勝たせる存在になるか。「飛龍も成長したし、自分にとっても成長した大会でした」というミズノカップで得た経験を必ず目標達成に繋げる。
(取材・文 吉田太郎)ミズノカップ U-18 IN うどん県
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