工藤壮人はホロ苦い古巣戦…細貝デビューの柏が広島との“3連敗対決”制す!
ゲキサカ / 2017年4月1日 20時20分
[4.1 J1第5節 広島0-2柏 Eスタ]
柏レイソルが敵地でサンフレッチェ広島を2-0で下し、リーグ戦の連敗を3で止めるとともに、4試合ぶりの勝ち点3を手にした。
リーグ戦3連敗で今季未勝利(1分3敗)の広島は、前節からスタメン3人を変更。システムは3-4-2-1で、ともに今季初出場となるMF野上結貴がボランチ、MF高橋壮也が右ウイングバックに入り、今季初先発のMFアンデルソン・ロペスが2シャドーの一角を担った。
一方、広島と同じくリーグ戦3連敗中の柏のスタメン変更は4人。布陣は4-4-2で、右足関節滑膜炎でU-20日本代表のドイツ遠征を辞退していたDF中山雄太が2試合ぶりに先発復帰し、センターバックを務めた。また、中盤は今季初スタメンのMF大津祐樹が左サイド、2試合ぶり先発のMF武富孝介が右サイドに入り、15日のルヴァン杯・清水戦(1-0)で決勝点を挙げる鮮烈な活躍を見せた20歳のMF手塚康平がダブルボランチの一角としてJリーグデビュー。そして、3月24日にシュツットガルト(ドイツ)から完全移籍し、7シーズンぶりのJリーグ復帰となったMF細貝萌がベンチ入りを果たした。
試合は開始から30秒も経たずに動いた。前半1分、PA外右に飛び出してスルーパスをクリアしようとしたGK林卓人のキックが中途半端となり、こぼれ球がFWディエゴ・オリヴェイラのもとへ。ディエゴ・オリヴェイラが丁寧に落とすと、近くのMF大谷秀和が敵陣の左側から右足でロングシュートを放つ。留守になっていたゴールマウスにDF水本裕貴が戻り、体を目一杯伸ばしてジャンプするが、クロスバーの下すれすれを通過したボールがネットを揺らした。
序盤にいきなり出鼻をくじかれた広島。前半5分、下部組織時代から2015シーズンまで15年間“レイソルイエロー”を身にまとったFW工藤壮人が前線での競り合いから頭でMFフェリペ・シウバにつなぎ、リターンを受けてPA内左に進入する。しかし、左足のシュートは飛び出したGK中村航輔にストップされた。
さらに前半12分、アンデルソン・ロペスが右サイドにはたき、フリーで受けた高橋が深い位置から右足でクロス。PA内中央の工藤がヘディングシュートを放つも、GK中村の正面を突く。同26分にはPA後方左でボールを受けたフェリペ・シウバがうまい反転でマークを外し、カットインから右足を振り抜くが、シュートはゴール左へ外れた。
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