[MOM2087]東福岡MF青木真生都(新3年)_ゴールにこだわる新司令塔候補、圧巻ミドルで先制点
ゲキサカ / 2017年4月2日 7時31分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.31 船橋招待U-18大会予選リーグ 市立船橋高 1-4 東福岡高 グラスポ]
強豪対決で求めている結果を出した。前半22分、東福岡高はMF青木真生都が右足ミドルをゴール左上隅に突き刺す。「ミドルシュートは毎試合狙っていた。トラップが上手く決まったのでいいゴールだったかなと思っています」というファインショットが口火となり、東福岡はライバル・市立船橋高に4-1で快勝した。
新生・東福岡の司令塔候補。そのMFにとってゴールは今年、こだわっている部分だ。昨年はAチームでの出場時間を伸ばしていたが、ゴール数を増やすことはできなかった。「シュートの精度はもちろんですけど、その場面を作ることがなかなかできていなかった」ことを反省。ただし、すぐに結果が出るわけではない。2月の九州新人大会ではシャドー、ボランチの位置からゴール前のシーンに絡んで決定的なシュートを打ち込んでいたが、わずかにゴールを外れるようなシーンが続いた。
それでも「パス&ゴーは意識しています。パス出した後はなかなか相手もついてこれないので」と練習からシュート数を増やすこと、決めきることを目指し、この日、会場がどよめくような素晴らしいゴールを決めた。それでも本人は満足していない。この日2試合目の市立船橋戦は4-5-1システムの1ボランチとして出場して決めたが、1試合目の桐光学園高戦ではシャドー。このポジションで得点することができなかったからだ。「1試合目、シャドーで出た時に得点できていないので満足はしていないです」
この日は攻撃の組み立て役として機能。相手のプレッシャーの中、時に素早く、時に抜群のキープ力を活かしてタメを作ってからサイドへボールを展開するなど攻撃の中心となっていた。強豪対決で決めたゴールは今後のゴール数増加のきっかけとなるか。今年の東福岡注目のMFは「一番はゴールでクロスからの入りだったり、きょう何本かできていたんですけどバイタルの崩し、ワンツーだったりドリブルだったりもっと質を上げていきたいと思います」とさらなるレベルアップを誓っていた。
(取材・文 吉田太郎)
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