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山形にとってはお得意様も木山新監督には“苦手チーム”…長崎が2発完封で3連勝!

ゲキサカ / 2017年4月2日 20時23分

 ハーフタイムが近づき、長崎はセーフティーに守備を固め、自陣に相手を迎え撃つ展開となる。遅攻に課題を残す山形は中村が最終ラインに下がってビルドアップに加わるなど、変化をつけようとしたが、崩し切れないまま長崎の1点リードで前半を折り返した。

 山形は後半開始からMF荒堀謙次に代え、前節まで5試合連続スタメンだったMF鈴木雄斗を投入。そのまま荒堀がいた右ウイングバックに入った。

 鈴木は後半3分にさっそく持ち味の攻撃性を発揮。右サイドからPA内左まで進入してMF瀬川和樹からの左クロスを受けると、2人のDFを相手に前へ持ち出し、左足を思い切り振り抜く。だが、シュートはわずかに右ポストの外側を通過した。

 後半16分には右サイドの汰木が相手のバックパスを奪い、ドリブルで一気に攻め上がる。PA手前中央に運んだところで左にパスを出し、並走していた瀬川がPA内左から左足で低いシュート。GK増田に弾かれ、ファーへのこぼれ球をフリーの阪野が右足で押し込もうとするが、戻った長崎MF飯尾竜太朗がファインクリアを見せた。

 長崎は相手の攻撃に耐えながらチャンスをうかがうと、後半44分に決定的な追加点を奪う。MF翁長聖の左サイドからのロングスローを途中出場のMF木村裕が頭で落とし、受けたMF澤田崇がドリブルで複数の相手DFを抜いてPA内左に進入。飛び出したGK児玉剛の動きを冷静に見極めながら右足でゴール右に流し込み、2-0とした。

 これまで長崎に対して相性の良かった山形だが、今季から指揮を執る木山隆之監督は愛媛時代の15、16年に対長崎戦で2分2敗と未勝利。GK児玉も含めた組み立てから最後までゴールに迫ったものの、0-2で終了を迎え、開幕6戦目で今季初黒星を喫した。なお、高木は出番なしに終わり、昨季J2第40節(1-0)以来の親子対決は実現せず。父親の高木監督は交代カードもうまく使いながら長崎を完封勝利に導いた。

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