1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

トップ下、ボランチ、右MF…激動の優勝PO初戦、久保裕也は“三刀流”で白星発進に貢献

ゲキサカ / 2017年4月3日 11時34分

高い適応力を示したFW久保裕也

[4.2 ベルギーリーグ・プレーオフ1第1節 ゲント2-1クラブ・ブルージュ]

 ベルギーリーグは2日、プレーオフ1第1節を行い、FW久保裕也の所属するゲントはホームでクラブ・ブルージュと対戦し、2-1で逆転勝利を飾った。トップ下で先発した久保は、ポジション変更にも柔軟に対応しながら後半26分までプレーし、白星スタートに貢献している。

 ベルギーリーグは3月12日でレギュラーシーズンが終了。リーグ戦の上位6チームが半分の勝ち点(奇数の場合は繰り上げ)を持ち、優勝を懸けた「プレーオフ1」に臨む。リーグ戦を4位で終えたゲントは勝ち点25を持ち、勝ち点30で2位のクラブ・ブルージュとホームで対戦した。

 これまで3-4-3のシステムで戦うことが多かったゲントだが、プレーオフ1の初戦で奇策に打って出る。並びを4-4-1-1に変更し、左右のウイングを主戦場にしていた久保はトップ下へ。ゲント移籍後7戦5発とゴールを量産し、3月に行われたW杯アジア最終予選の2試合でもチームの全6得点中5得点(自身は2得点)に絡んだ23歳FWに新たな役割が与えられた。

 久保は最前線に構えるFWカリファ・クリバリーの後方で自由に動き回りながらボールを呼び込んでいたが、先制したのはクラブ・ブルージュだった。前半8分、PA内中央のFWウェズレイが右クロスに頭で合わせるも、右ポストを直撃。しかし、ウェズレイが跳ね返りを自ら拾い、右足でゴール左へ流し込んだ。

 ビハインドを負ったゲントも前半25分に追いつく。スルーパスに走り込んだMFサムエル・カルが右サイド深くからクロスを上げると、PA内中央の久保を越えたボールがファーのMFモーゼス・ダディ・シモンへ。シモンは右足で豪快なダイレクトボレーを放ち、ゴール右に決めた。

 前半28分には久保にもチャンス。PA内右で味方からのスルーパスを受けるが、コントロールし切れず、ボールはゴールラインを割る。さらに同42分、久保が後方からのロングボールに反応してPA内左に走り込むと、体を前に向けたまま右足の甲で巧みにトラップ。相手DFに体を入れられてフィニッシュには持ち込めなかったが、華麗なテクニックを見せた。

 ゲントは前半45分、今度はPA内右にロングボールを送り込むと、受けたDFサミュエル・ジゴが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得する。逆転が懸かる重要なキッカーを任されたのは、同点ゴールを挙げたシモン。同アディショナルタイム1分、右足でゴール左を狙ったシュートは相手GKに読まれるも、それを上回る速度でネットに突き刺さり、ゲントが2-1と試合をひっくり返して前半を終えた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください