[MOM2089]矢板中央MF板橋幸大(新2年)_156cmの小さなドリブラーが一仕事。ボール入れば必ずチャンス作る選手に
ゲキサカ / 2017年4月7日 10時1分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.2 船橋招待U-18大会決勝リーグ 矢板中央高 2-1 東京Vユース 高瀬下水処理場上部運動広場]
ピッチの中では最も小柄な156cmのアタッカー。昨年よりも1cm伸びたという身長とともにプレーでもより相手を苦しめることができてきている。
矢板中央高のMF板橋幸大(新2年)は関東、静岡の強豪校が優勝を争った昨年のRookie Leagueでも縦への鋭いドリブルでサイドの局面を打開し、ラストパス、シュートと決定的な仕事をしていたドリブラーだ。そのMFはこの日、後半開始から出場すると、左サイドからのドリブル、クロスでチャンスメーク。17分には左クロスをニアサイドへ飛び込んだFW大塚尋斗の頭に通して先制点をアシストした。
板橋がボールを持ったら「縦」という共通認識がチームにある。板橋は「試合前に話し合っていて、自分のクロスはニアに行くから飛び込んでね、って言っているんで、そこでチームメートが飛び込んでいる」と説明していたが、その言葉通りに板橋のクロスに大塚がニアへ飛び込んでゴールが生まれた。千葉U-18戦に続くアシスト。Jユース相手にもその力を見せつけた。
対戦相手が最も警戒するのは縦への突破。だが、この日ポスト直撃のシュートを放っていたように、カットインからシュートも狙う板橋を相手が2人、3人がかりでねじ伏せに来るシーンも増えている。その中で本人は意識的に周囲を活用しての崩しにチャレンジ。攻撃の幅を広げてきている。
「自分にボールが入ったら必ずチャンスが来るっているようにチームから言われるようになりたい」と板橋。そして今年の目標については「今週からリーグ戦が始まる。県リーグじゃなくて(来年はプリンスリーグ)関東でやりたいので県で優勝して参入戦を勝ち上がりたい。あと、新人戦は真岡に敗れているんでインターハイ、選手権は優勝して全国行きます」と語った。シュートの精度などを高めてより、対戦相手の脅威となり、目標達成を目指す。
(取材・文 吉田太郎)
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