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失点取り戻す一撃!高校選抜注目のエアバトラー、CB佐藤瑶大が流経大から頭でゴール!

ゲキサカ / 2017年4月8日 8時4分

3本目15分、日本高校選抜はCB佐藤瑶大が頭で合わせて3-1

[4.7 練習試合 日本高校選抜 3-1 流通経済大]

 失点を取り返すような一撃だった。3本目15分、日本高校選抜は左CKのクリアボールを拾ったMF鳥海芳樹(桐光学園高→桐蔭横浜大)がゴール方向へクロスボールを入れる。これをCB佐藤瑶大(駒澤大高→明治大)が頭でゴールへ突き刺して3-1とした。

 佐藤は「自分の特長が全然出せていなかったので、試合で結果出せたので少しアピールになったかなと思います」と微笑。2-0の1本目、FC多摩ジュニアユースの先輩で、兄が同級生という流通経済大FW立花歩夢に味方DFがボールを奪われる。「追いつけるかな」と思ったという佐藤だが、快足を持つ立花との間を広げられて失点してしまった。

 だが、その失点を自らのゴールで挽回。また、この日フル出場した佐藤は自分のストロングポイントである滞空時間の長いヘディングやコンタクトの強さを発揮しつつ、日本高校選抜の黒田剛監督(青森山田高)から求められている相手からゴールを隠す守備、シュートを打たせない守備を徹底して大学屈指の強豪を1ゴールのみに封じた。

 明治大のトップチームの練習に加わっている佐藤は大学サッカーのスピード、強さに多少なりとも慣れている部分があった。加えて、「黒田監督の言っていることと明治の(栗田)監督が普段言っていることは似ていることが多いので、それは少し出せたかなと思います」。相手にスペースを狙われたり、ピンチになりかけた場面もあるなど完璧な出来ではなかったものの、スタートをしている大学生活がこの日の攻守における活躍に繋がった。

 8日にはいよいよ欧州遠征がスタート。佐藤は自身が試したいことについて「ストロングポイントですね。ストロングポイントのヘディングとフィジカルコンタクトを試したい」。首都・東京を代表するエアバトラーとして駒澤大高の2年連続選手権8強に貢献しているCBが、その武器で欧州のストライカーたちを完封する。

(取材・文 吉田太郎)●日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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