[プレミアリーグWEST]4-4ドロー!先発11人下級生の大津がC大阪U-18から勝ち点1もぎ取る!
ゲキサカ / 2017年4月9日 5時58分
前半だけでシュート15本を放っていたC大阪はその後も中央、サイドから決定機を作り出す。だが大津はCB吉村仁志(2年)が2、3回ゴールライン手前でスーパークリアをするなど、たとえ守りが崩されても最後に誰かがゴールをカバーして失点の危機を免れる。試合の主導権はすでにJ3デビューしているCB瀬古歩夢(2年)やMF荒木秀太主将(3年)ら実力者揃うC大阪に握られていたものの、逆転されても諦めず、一発の怖さがあるところも示した大津が試合をひっくり返す。
14分、大津は左SB大場秀斗(2年)の縦パスから交代出場のFW大崎舜(2年)がスピードに乗ったドリブルでC大阪U-18DF陣を振り切って右足で同点ゴールを決める。そして我慢強い守りで相手の攻撃を凌いで迎えた29分にはMF富永大翔(2年)の右サイドへの展開から、中へ切れ込んできたMF松原亘紀(2年)のスルーパスに水野が反応。これを水野が右足でゴールへ流し込んで4-3とした。
C大阪は36分に相手のクリアミスを拾った齋藤のゴールによって4-4。その後も「逃げずに点を取りに行く姿勢を見せてくれた」(村田監督)C大阪だが、この後決定機を外すなど再び逆転することができず。指揮官は「入り方と準備が大事。いい勉強になりました」。一方の大津も終盤にビッグチャンスを作り出して会場を沸かせたものの、5点目を奪うことはできずに勝ち点1を分け合った。
強敵・C大阪に対し、プレミアリーグWESTで唯一の公立校である大津がドロー。しかも1、2年生中心のチームが選手間の共通意識で相手との差を何とか埋め、同時に福島や吉村、大崎らが個性も発揮するなどアウェーで勝ち点1をもぎ取った。古閑監督は「これをやったら取れる。これをやったら失点するということが分かったと思う。いい経験ができて、成長できたと思う。共通意識が大事だと再確認できたので、追求していきたい」。この日の戦い、結果を自信に、またリーグ戦の舞台で進化を遂げる。
(取材・文 吉田太郎)●2017プレミアリーグEAST
●2017プレミアリーグWEST
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