久保裕也、決定機逸で“首位食い”逃す…ゲントは優勝POの2戦終えて1勝1分
ゲキサカ / 2017年4月10日 2時51分
[4.9 ベルギーリーグ・プレーオフ1第2節 アンデルレヒト0-0ゲント]
ベルギーリーグは9日、プレーオフ1第2節を行った。FW久保裕也の所属する3位ゲントは敵地で首位アンデルレヒトと対戦し、0-0のドロー。右ウイングで先発した久保は後半40分までプレーしたが、無得点に終わっている。
優勝を懸けて戦うプレーオフ1は2戦目を迎えた。2日に行われたクラブ・ブルージュとの初戦を2-1の逆転勝利で飾ったゲントは、前節の4バックから従来の3-4-3に変更。トップ下を任されていた久保もゲントで慣れ親しんだ右ウイングに戻った。
ゲントはアンデルレヒトとの過去の対戦成績で5勝9分26敗。レギュラーシーズンを首位で終えた強豪に苦戦も予想されたが、序盤から互角の戦いを演じる。ただ、良くも悪くも荒れ気味の激しい攻防を繰り広げたクラブ・ブルージュ戦とは対照的に、今回は手堅いゲーム展開。互いに大きなチャンスが生まれないまま時間が推移していく。
こうした拮抗した試合では、1つのミスが流れを大きく変えることがある。前半44分、ゲントの左センターバックを務めるDFステファン・ミトロビッチがボールコントロールにもたついた隙を逃さず、アンデルレヒトのMFユーリ・ティーレマンスがボールを奪って抜け出す。PA内右までフリーで持ち込み、右足でのクロスを選択したが、ゴール右外のサイドネットに当ててしまった。
前半アディショナルタイム1分には、アンデルレヒトの素早いリスタートからエースのFWウカシュ・テオドルチクがフリーで最終ラインの背後へ。テオドルチクが浮いたボールを胸トラップすると、飛び出したゲントGKロブレ・カリニッチがピッチに足を取られてバランスを崩す。レギュラーシーズンでリーグトップの20ゴールを挙げたテオドルチクは絶好の得点チャンスを迎えたが、自身もボールコントロールが乱れ、体勢を立て直したGKカリニッチがセーブ。ゲントのミスをアンデルレヒトがミスで上塗りする形となり、結局はスコアレスで前半を終えた。
首位アンデルレヒトとの差を縮めるために勝利が欲しいゲント。停滞した流れを変えるべく、後半の開始から右の久保と左のFWモーゼス・ダディ・シモンのポジションを入れ替える。すると、開始早々にビッグチャンスが訪れた。
後半2分、右サイドのスペースで受けたシモンが相手GKとDFの間を狙い、右足で速いクロスを供給。マークを振り切った久保がPA内中央に抜け出し、ワンバウンドしたボールに左足で合わせる。しかし、シュートは大きく枠を外れ、決定機を逃した。
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