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[プレミアリーグWEST]課題出た東福岡勝ち点3逃す。プレミアでまた「できること」増やした神戸弘陵が2点差追いつきドロー!

ゲキサカ / 2017年4月10日 12時45分

 神戸弘陵にとっては痛い2失点目になったと思われた。だが、後半11分にキープ力高いFW小西力生(3年)を、20分にはテクニカルなMF山岡柊威(3年)を投入してポゼッションを高めた神戸弘陵は24分、MF高野裕維(2年)が右サイドからサイドチェンジ。トラップで相手DFと入れ替わった10番MF 竹村史明(3年)のラストパスを住田が右足で合わせて1点差とした。

 谷監督も「(先発したFW渡邉)一也は守備がよくできる子なんで後半の10分間頑張らせて、小西を入れて中盤のポゼッション率を上げて、後半半分くらいから試合支配できる時間が増えてシュートで終われることが多くなった」と語っていたが、さらにFW立岩玄輝(3年)を投入して勢いを加速させた神戸弘陵は29分、高野の左FKをニアサイドの田中が頭でコースを変えて同点ゴール。試合を振り出しに戻した。

 東福岡は「1点取られたら流れを変えられないのが自分達の課題で試合の中で修正できない」と福田も首を振る連続失点。その東福岡は追いつかれた直後に大型FW大森真吾(2年)とMF中村拓也(2年)を同時投入。青木をトップ下の位置へ移して勝ち越しゴールを狙う。40分には右スローインから大森が決定的な一撃を打ち込み、42分には右SB江村凛太郎(3年)がカットインからクロスバー直撃の左足シュート。一方の神戸弘陵もカウンターから立岩が左足シュートへ持ち込むなど勝敗の行方を決定づける3点目を目指したが、互いに奪うことはできず。2-2で引き分けた。

 2点差を追いつかれて引き分けた東福岡の森重監督は「まだまだ甘いことは分かっていたけれど、失点に繋がる甘さが一番。もう一度キチッと整理しないといけない」と修正点について口にした。一方の神戸弘陵・谷監督は「こっちがカード切ってリズムを掴んできてから決定力高くチャンスものにできて、2点獲れて、また立岩が入って前線に勢い出たんで、あそこで追加点が欲しかった」と勝ちきれなかったことを悔しがっていた。

 昨年、プレミアリーグに初昇格した神戸弘陵は東福岡との初対決では守備ブロックを敷いてひたすら守っての0-0ドロー。そこからチームは徐々にやれることを増やしている。谷監督は「(昨年の)後期は守備にカウンター加えた。今年は前半その戦い方をして後半はポゼッションができるようになった。今年は(カウンターとポゼッションを)両方できるようにと掲げていて、もう1点取って逆転していれば最高だったんですけれども、チームと個人が成長する上では0-2から追いついたことは逞しさと、あと一歩という甘さが出たんで、そこを一週間でまた意識を改善して(第2節の)大津戦に臨みたい」。互いに勝ち点3に近づきながら引き分けた開幕戦。逆転勝ちには至らなかったが、開幕戦でより今季の戦いへ向けてより自信を掴んだのは神戸弘陵の方だと言えそうだ。

(取材・文 吉田太郎)
●2017プレミアリーグWEST

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