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空自入間が2年ぶり2度目の優勝:第5回自衛隊女子フットサル大会

ゲキサカ / 2017年4月23日 21時47分

2年ぶり2度目の優勝を飾った航空自衛隊入間基地Amley

 第5回自衛隊女子フットサル大会の決勝ラウンドが23日に航空自衛隊入間基地(埼玉)で行われ、地元の航空自衛隊入間基地Amleyが決勝戦で陸上自衛隊朝霞駐屯地SALWAYを3-0で下して2年ぶり2度目の優勝を飾った。

 大会を通じて、前線でライナー性のボールをヘディングで合わせるなど活躍を見せた主将の菊地梓2曹(盛岡商高出身)は「(優勝候補の)プレッシャーもあったけど、良いメンバーがそろったので自信はあった。練習からポジティブな言葉を掛け合って盛り上げて来た。めちゃくちゃ嬉しい」と喜びを語った。2度の優勝は、第1回、第3回を優勝している陸自朝霞と並び、最多。先制点を挙げた林田典子士長(東京女子体育短大出身)は「このチームでもう一度勝ちたい」と大会初の連覇を次の目標に掲げた。

 同大会は、第3回大会まで「全国自衛隊サッカー大会」の女子の部として行われていたが、昨年から大会形式に即してフットサル大会に改称(第4回は熊本の震災のため開催中止)。20チームが参加し、予選ラウンドは、初めて3会場での分散開催となるなど、大会の規模が拡大した。2015年に海上自衛隊、2016年に航空自衛隊でフットサル大会が開催された影響もあり、中止となった第4回大会のエントリーチームを含めて8チームが初出場と新顔も増えた。

 また、大会のレベルを引き上げる新たなサッカー経験者の姿も見られた。初出場で3位と健闘した海自呉・岩国は、主将の小坂玲那3曹(吉備国際大出身)がけん引。なでしこジャパンのDF有吉佐織(日テレ・ベレーザ)と神村学園高の同級生である小坂は、大学時代に全日本女子選手権に出場した経歴もあるサッカー経験者だ。予選ラウンドで敗退した航空自衛隊松島基地FC LIENでは、スフィーダ世田谷FCに所属し、なでしこリーグ2部でプレーした経験を持つ大崎愛海士長(都立久留米高出身)が初めて大会に参加した。

 大会全体を通して、多くのチームでロングパスの応酬が目立ったことは、技術面の課題として残ったが、継続して参加しているチームが基礎技術の向上を示すなど、優れた運動能力と学習意欲によって積み上げた成果が見られた部分も多かった。2012年に行われたプレ大会から毎回出場している陸自朝霞の北薗真奈美2曹(小林商高出身)は「空自や海自のチームは、それぞれの大会を通じて練習して来ていると感じた。私たちも負けないように連覇を目指して頑張って来たけど、それでも勝てなかった。大会のレベルが上がっていると実感した。また頑張りたい」と大会の印象を語り、巻き返しに意欲を見せていた。

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