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[プレミアリーグEAST]U-17W杯のファイナリストになるために。注目MF平川怜が今、意識して取り組んでいること

ゲキサカ / 2017年4月24日 21時30分

U-17W杯でファイナリストになることを目標に掲げるFC東京U-18MF平川怜

[4.23 高円宮杯プレミアリーグEAST第3節 FC東京U-18 2-1 市立船橋高 味スタ西]

 U-17W杯のファイナリストになるために、取り組んでいることがある。FC東京U-18のU-17日本代表MF平川怜(2年)はこの日、ボールを思うように呼び込むことができなかったというが、J3などで経験を積むMFは試合を決める仕事。1-1に追いつかれて迎えた前半39分に左サイドから仕掛けて相手DFを置き去りにすると、最後はMF小林幹(3年)の決勝ゴールをアシストした。

 相手の攻撃を潰す部分をはじめ、キープ力、アイディアあるパスも含めて存在感を示していた平川だが、この日最も印象的だったのは決勝アシストのシーン。「相手のSBの選手が連続してプレーしていて疲れているのが分かったので、相手の前に入って、(最後は)シュートかパスかというところで小林選手がフリーだったのが見えたので、パスを選びました」。冷静に相手の状況を読み取り、そこを個で崩して勝敗を左右するゴールをもたらした。

 今年はJ3を主戦場としながら、U-18チームでもプレーすることが有力。「J3はプレミアと比べたら激しさや相手の個の力が全然違うと思うので、こちらへ来た時は余裕を感じられる部分がありますし、経験している分、もっとプレミアではやらないといけない。(個人的には)J3でもしっかりゴールやアシストが取れるくらいの選手になりたい」と力を込める。ユース年代の試合とは激しさやスピード感の異なるJ3。U-18チームで戦う際にはその経験をしっかりと表現できるように、一つひとつ、しっかりと力として身につけていく。

 平川は今秋にU-17W杯を戦うU-17日本代表の主力メンバー。同世代の他の主力選手達が口にしていることと同様に、平川が掲げている目標はU-17W杯でファイナリストになることだ。U-17W杯で7試合を戦うために、やらなければならないことに意識して取り組んでいる。

「今はU-17のワールドカップが自分の一つの目標というか、そこで活躍したいという自分の思いがあるので、それへ向けて色々やっていっていることがあるんですけれども、特に最近は走りとか、攻守において色々な場面でかかわれるようにということを意識してやっています。ファイナリストまで行って一番多く試合ができたら人生変わってくる。そのくらいの気持ちで今は練習していきたいです」

 簡単に成し遂げられる目標ではない。個々の代表選手がこの1年でどれだけレベルアップできるかがカギ。その中で平川は特に走りと攻守において局面に多く絡むことの強化を目指す。今は、大目標を成し遂げられると信じて、自分をプレミアリーグやJ3、日々のトレーニングで全力で磨き、その時に備える。

(取材・文 吉田太郎)●2017 プレミアリーグEAST

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