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前田大然1G1A!林陵平3戦連発!町田が終盤意地の2発も水戸が逃げ切る

ゲキサカ / 2017年4月29日 20時35分

[4.29 J2第10節 水戸3-2町田 Ksスタ]

 J2は29日、第10節を行い、水戸ホーリーホックはホームでFC町田ゼルビアと対戦し、3-2で勝利した。過去の対戦で4試合連続ドローだったカードは5度目の対戦で水戸に軍配が上がった。水戸は3試合負けなし(2勝1分)で今季4勝目を挙げ、勝ち点を14に伸ばした。

 前半20分、町田はスローインの流れから決定機を迎える。今季、期限付き移籍で千葉から新加入し、初先発となったFW吉田眞紀人がゴール前でパスを受けると、胸トラップで巧みにボールをコントロールし、アクロバティックな体勢から豪快左足ボレー。しかし、シュートは惜しくもゴール右に外れ、移籍後初ゴールとはならなかった。

 その直後の前半22分、ホームの水戸が均衡を破る。今季、JFLのFC大阪から新加入し、移籍後初出場初先発となったDF浜崎拓磨が後方から浮き球のクロス。ゴール前の競り合いの中でFW前田大然がファウルを受け、PKを獲得する。キッカーを務めたFW林陵平が左足で冷静にゴール左に蹴り込み、先制点。林は3試合連続ゴールとなる今季6得点目を記録した。

 さらに前半34分、右サイドで浮き球のパスに抜け出したFW前田大然がスピードに乗ったドリブルで攻め上がり、PA内に進入。マイナスに折り返すと、走り込んだMF白井永地が左足シュートを押し込み、2-0で前半を折り返した。

 2点ビハインドの町田は後半開始と同時にMF吉濱遼平を投入。反撃に出るが、なかなか決定機をつくれず、セットプレーのチャンスも生かせない。すると水戸が徐々に攻勢を強め、後半26分、左CKの流れからDF福井諒司が決定的なヘディングシュート。これはGK笠原昂史のファインセーブにかき出されたが、同27分に追加点。左CKからMF橋本晃司がクロスを入れると、ファーサイドの前田がヘディングシュートをゴール右下隅に突き刺し、3-0にスコアを動かした。

 ここから町田も意地を見せる。後半36分、左サイド深い位置からDF松本怜大がクロスを送ると、飛び込んだDF増田繁人が強烈なヘディングシュートを叩き込み、復帰後初ゴール。さらに後半アディショナルタイム、浮き球のクロスに抜け出したMF重松健太郎がGKとの1対1から右足でふわりと浮かせ、GKの頭上を抜く技ありシュートをねじ込んだ。怒涛の猛攻で1点差に追い上げたが、反撃もここまで。町田は3-2で敗れ、今季初の連敗を喫した。

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