武藤の4戦ぶり今季4点目も及ばず…マインツは残留争い抜け出せず
ゲキサカ / 2017年4月30日 1時41分
[4.29 ブンデスリーガ第31節 マインツ1-2ボルシアMG]
ブンデスリーガは29日、第31節2日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでボルシアMGと対戦し、1-2で敗れた。武藤は2トップの一角で4試合連続のフル出場。2点を追う後半44分に4試合ぶり今季4ゴール目を決めたが、勝ち点を獲得することはできなかった。
前節終了時点で13位マインツから15位ハンブルガーSVまでが勝ち点33で並び、2部との入れ替え戦に回る16位アウクスブルクは勝ち点32。熾烈な残留争いも残り4試合となり、マインツとしてはホームで絶対に勝ち点の欲しい一戦だった。
前半3分、DFジュリオ・ドナーティの右クロスに武藤が頭で合わせるが、GKヤン・ゾマーの正面。ボルシアMGも同22分、GKからのロングボールが抜けてきたところをFWラース・シュティンドルがPA外からボレーシュートで狙ったが、GKヤニク・フートに抑えられた。
均衡を破ったのはアウェーのボルシアMGだった。前半31分、自陣でボールを奪うと、MFニコ・シュルツが左サイドをドリブルで独走。PA内まで持ち込んでゴール前に折り返し、ファーサイドに詰めたシュティンドルが右足で押し込んだ。
1点リードで折り返した後半立ち上がりにも追加点。後半開始早々の1分、右サイドからのクロスボールをゴール前中央のMFヨナス・ホフマンが胸トラップ。DFと競り合ったこぼれ球をシュルツが左足ダイレクトでゴール右隅に突き刺し、2-0とリードを広げた。
2点ビハインドとなったマインツは後半17分、ケガを抱えるFWジョン・コルドバを投入。コルドバは持ち前の推進力を発揮してチームに勢いをもたらし、同26分、32分とDFダニエル・ブロジンスキがPA外から強烈なミドルシュートを放った。
後半42分には相手の背後を取った武藤がファウルを受け、PA手前の絶好の位置でFKを獲得する。FWパブロ・デ・ブラシスのキックはGKの好セーブに遭ったが、この流れから立て続けに右CKを獲得すると、後半44分、FWボージャン・クルキッチの右CKのこぼれ球をデ・ブラシスが左足でボレーシュート。これをファーサイドに詰めていた武藤が左足で押し込み、1点を返した。
武藤の4試合ぶり今季4得点目で勢いづくマインツだが、同点ゴールを奪うことはできず、試合はそのまま1-2でタイムアップ。3試合ぶりの黒星で勝ち点を上積みできず、残留争いに巻き込まれたまま、いよいよ今シーズンも残り3試合となった。
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