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[関東大会予選]柏と本格提携3年目、日体大柏が中央学院との注目1回戦制す!:千葉

ゲキサカ / 2017年6月3日 18時49分

 後半、有坂や松田中心に相手ゴールへ迫る日体大柏は14分、前線からの連動したディフェンスによって敵陣PA付近でインターセプト。松田がDFの股間を通すドリブルで左サイドを破ると、最後は上妻が左足で決めて2-0とした。

 中央学院は後半に存在感を増した永井がドリブルで日体大柏守備網を切り裂いてチャンスメーク。18分には自ら持ち込んで決定的な右足シュートも放つなど、相手を押し込む時間帯を増やした。だが、日体大柏は30分、左CKからPAでセカンドボールを拾ったMF石原優(3年)が緩急をつけたドリブルでPKを獲得。これを自ら右足で決めて3点差とした。中央学院も終盤に守備がルーズになった日体大柏から決定機を作る。そしてアディショナルタイムにはMF石澤光希(3年)が左足ミドルを叩き込んだが反撃はこの1点のみ。注目対決は日体大柏が制した。

 柏のアカデミーのひとつとして強化されてきた日体大柏は今年、千葉県1部リーグで開幕4連勝を飾るなど力を示している。その中で就任2年目の酒井監督が重視しているのが、対応力の部分だ。試合の中で起こりうる様々な状況を想定して準備しているが、試合の中では想定していないことも起こってしまう。「そうなっちった時にどうするか。コツコツやるのか、投げ出しちゃうのか。(私生活でも)非日常が来た時にブレない。サッカー中心にいかに考えられるか」(酒監督)。この日は準備していた2段階の守備に加えて、メンバー交代によって連係面で上手く行かない時間帯も我慢強く戦っていた。そのチームの対応面について酒井監督は「とても良かったと思います」と評価。個性ある選手たち一人ひとりが、できることを増やして選手としての幅を広げている印象だ。

 チームは柏U-15出身の有坂らが「みんなに教えていかないといけない、と。試合、練習でどうする、こうしてほしいってみんなで声かけあってきた」と中学時代まで経験してきた柏アカデミーのスタイルと言えるポゼッションを全体で共有。「まだまだ全然剥がす部分も甘い」(有坂)というようにやるべきことは多いが、努力してよりチームの対応力やポゼッションを高めていく。7月には柏U-18と合同のセレクションを行う予定もあるというように、今後へ向けた強化も着々。だが、選手たちは今年、市立船橋高や流通経済大柏高を倒して千葉を突破し、全国舞台で活躍することを目指している。関東大会予選の目標は「今大会は関東大会出たいんでまず優勝」(松田)。優勝して、自信をつけて、全国出場を懸けた総体予選に臨む。

(取材・文 吉田太郎)

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