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[JFAプレミアカップMOM]清水ジュニアユースMF青島健大(3年)_想いの強さで勝ち取った優勝と大会MVP

ゲキサカ / 2017年5月5日 21時8分

[JFAプレミアカップMOM]清水ジュニアユースMF青島健大(3年)_想いの強さで勝ち取った優勝と大会MVP

[中学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.5 JFAプレミアカップ2017決勝 名古屋U15 1-3 清水JY J-GREEN堺]

 エースナンバーである10番とキャプテンの座を託されたMF青島健大(3年)が、想いの強さで清水エスパルスジュニアユースを連覇へと導いた。緊張から硬さも見られた大会の初戦以降、「日に日に良くなっていった」(青島)清水はこの日も序盤から持ち味である球際の強さと、粘り強さを全面に出した守備で名古屋U15を圧倒。奪ってからは手数をかけずに前方に繋ぎ、左からは青島が、右からはMF東廉がドリブルで見せ場を作った。青島自身の見せ場は、1点を奪った後の前半21分。左サイドから挙げたクロスが、東の決定的なヘディングシュートを生み出したが、このシュートはクロスバーに嫌われ、ゴールに結びつかない。

 後半に入ってからも青島のドリブルの勢いは衰えず、名古屋のサイドを積極的に攻略した。後半22分には、相手CKからのカウンターを中盤で受けると、ドリブルで深い位置まで突破。PA左に入ったところで、ゴール前へとパスを送ったが、味方とは合わなかった。見せ場を作りながらも、結果として見れば得点には絡めず。「自分としては、ゴールを奪いたかったし、チームのためにアシストもできたら良いなと思っていた」と肩を落としながらも、「チームの優勝が一番大事だと思っていた。昨年、3冠を達成したので、プレッシャーもあったけど、優勝できて素直に嬉しい」と喜びを口にした。

 今大会トータルで見ても、残した記録は1得点2アシストだが、決勝後の表彰式で大会MVPを受賞したように、5試合で見せたパフォーマンス、特に切れ味鋭いドリブルと攻守両面に絡む運動量の多さはチームでも目立っていた。しかし、横山貴之監督が称えたのは、プレー面よりも気持ちの面だ。前年王者とはいえ、昨年からの主力に絡む選手はごくわずか。そのうちの一人で、昨年の大会でベスト11を受賞したMF成岡輝瑠(3年)はU-15日本代表の一員として、イタリア遠征に参加したため、1次ラウンドは全試合でメンバー外に。準決勝と決勝も、コンディションを考慮し、後半からの出場に留まった。

 昨年からの主力であり、キャプテンの座も託された青島への負担も大きかったが、「昨年のチームを経験している分、緊張はあまりない。その分、周りの緊張をいかにほぐすかや、フォローすることを考えた。プレーで『自分がやるんだ』と意識したし、『集中するぞ』と声をかけたりした」とプレーと精神面でチームを牽引。横山監督は「もっと判断の質を高めないとダメだと思いますが、自分が得点を決めたいなど『自分がやるんだ』という気持ちを出してくれた」と青島を称えた。

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