[プレミアリーグWEST]“派手さ”の裏で光る献身性。開幕から活躍続けるC大阪U-18の1年生FW西村真祈
ゲキサカ / 2017年5月7日 7時33分
ナイキジャパンは世界で戦う次世代の選手の育成を促進する「NIKE NEXT HERO プロジェクト」を実施中。高円宮杯プレミアリーグの第2節にポイントを獲得した選手の中から活躍を続ける1年生をピックアップした。
[5.6 高円宮杯プレミアリーグWEST第5節 C大阪U-18 2-1 神戸U-18 C大阪舞洲G]
大津高との開幕戦で、ヘディング弾を決めて鮮烈なデビューを果たしたセレッソ大阪U-18のFW西村真祈(1年)の活躍はマグレではない。続いて行われた第2節のG大阪ユースとの試合では、得点こそ奪えなかったが、敵将が印象に残った相手チームの選手を評価する「NIKE NEXT HERO プロジェクト」でポイントを獲得。前節の福岡U-18でも、途中出場で貴重な追加点をマークし、チームの勝利に貢献した。
同級生のFW藤尾翔太(1年)と2トップを組んだこの日も開始すぐに、藤尾のシュートのこぼれ球に反応。シュートは枠を捉えることができなかったが、以降も先輩のMF有水亮(3年)が、「3年生に負けないくらいの体つきもあるし、シュートが凄い」と評する持ち味を要所で発揮し、攻撃を牽引した。
武器は自信も認める強烈なシュートと身体の強さを活かしたポストプレー。開幕戦では、ボランチをこなしたように攻撃のアイディアも備えている。また、「たまにミスしたりはするけど、ワンタッチでのパスも得意」で、前半38分には味方が左サイドで競り合ったこぼれ球を後ろ向きで反応すると、ノールックでヒールパスを繰り出し、藤尾のシュートをお膳立て。一見すると、「派手な部類」に入る選手かもしれないが、村田一弘監督が評価しているは別の部分で、「ムラはあるし、雑さもあるけど、献身的に惜しみなくやってくれる子だと思っている。チームのために時間を作ろうと、身体を作ってキープしたりしてくれることが、良い方向に行っている」と評する。
献身性が顕著に表れたのは、後半のプレーだ。前半は2列目との連係がうまくとれなかったことと、警戒すべき相手の中盤を気にしすぎてしまったせいで相手DFに対し、アグレッシブなプレスを仕掛けることができなかった。ただ、後半に入ってからは、先輩ボランチのMF荒木秀太(3年)から「後ろは気にせず、ドンドン行け」と指示を受けたことで、積極的にボールを奪いに行く姿が増えた。試合後、アグレッシブさが少ないとチームの課題を指摘した指揮官が、「1年生の2トップは良かったと思う」と口にしたのは決してお世辞ではない。
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