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[プレミアリーグEAST]強力カルテット擁する首位・清水ユースが “天敵”市船に3発快勝!

ゲキサカ / 2017年5月8日 11時38分

 4分、右中間でのスルーパスは流れてしまったが、相手DFのトラップミスを狙っていた滝がインターセプトから右足シュートをゴールへ叩き込む。したたかに先制点を奪った清水が喜びを爆発。だが、わずか1分後の5分、市立船橋は1年生MF森英希のキープを起点にチャンスをつくると、右サイドから攻め上がっていた吉田がニア上へ弾丸シュートを叩き込んで同点に追いついた。

 清水は14分にFW齊藤聖七(2年)をピッチへ送り出し、新関を右MF、滝をボランチへとスイッチする。すると、19分、滝のループパスをPAの齊藤が後方へ落とし、最後は新関がコントロールから左足シュートを決めて再び突き放す。選手交代を繰り返しながら反撃する市立船橋はU-16日本代表MF井上怜(2年)から決定的なラストパスが入るシーンもあったが、ゴール前で詰めることができない。逆に清水は42分、交代出場のMF松本陸(3年)が右サイドで素晴らしい突破。最後は平墳が切り返しから落ち着いてゴールネットを揺らした。

 清水は圧倒的な個を発揮していた平墳をはじめ、足技巧みな新関、落ち着いてゲームをコントロールする滝、そして右の突破口となっていた鈴木がそれぞれ存在感。加えて、U-17日本代表CB監物拓歩(2年)が不在の中で最終ラインの選手たちが意地の好守で勝利へ導き、出番の限られている松本が活躍して見せるなど、チーム状態の良さを感じさせる内容だった。

 平岡監督は「一つは(開幕戦で優勝候補の)F東(FC東京U-18)に勝てたのが自信になっていますし、クラブの方ではルヴァンカップに出させてもらって、『オレももしかしたら出られるかもしれない』という相乗効果が出ている。今はいい流れで来ています」と説明する。後輩のジュニアユースチームが5日にJFAプレミアカップで2年連続日本一に輝いたことも刺激に。滝は「まずは監督も言っていたんですけれど、残留決めてから優勝、チャンピオンシップを目指そうと思っている。去年も最後まで優勝争いした中で悔しい思いをしている。今年はチャンピオンシップに出たい」と力を込めた。まずはこの日出た得点後の戦い方などを改善。中断期間に行われる東海予選で昨年あと一歩のところで日本一を逃した日本クラブユース選手権出場を決めて、またプレミアリーグでの進撃を続ける。
 
(取材・文 吉田太郎)●2017 プレミアリーグEAST

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