[プレミアリーグEAST]清水ユースは“平静”のリーダー、MF滝裕太が流れ変えるゴールとパス
ゲキサカ / 2017年5月9日 12時15分
[5.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第5節 市立船橋高 1-3 清水ユース グラスポ]
悪くなりかけていた試合の流れを清水エスパルスユースの主将がプレーで2度引き寄せた。0-0の後半4分、清水はMF滝裕太主将(3年)が相手CBのトラップミスを逃さずにインターセプト。後方から迫る相手を強引に振り切った滝はそのまま右足で先制ゴールを流し込んだ。
「CBがコントロールミスしたのでそこを狙って、(奪った後は)ただ流し込むだけでした。焦ることはなかったです」
直後に喫した失点について「ああいう失点をなくしていかないと優勝を争うことが厳しくなってしまう」と厳しく指摘していたが、それでも自身がSHからボランチへ移る攻撃的シフトにチームが転じた中で、今度はチャンスメーカー役としてゴールをもたらす。
後半19分、滝は中盤中央の位置からPAのFW齊藤聖七(2年)へループパス。その落としをFW新関成弥(3年)が左足で決めて2-1となった。「平岡さんが『ゴール前で落ち着け』と言っていたんですけど、ゴール前で相手が飛び込んで来ていました。あのシーンは自分のところへ飛び込んできたのでループで出したんですけど、ああいうパスを意識してやっていました」。主将の状況を分析する目とそれに応じた判断、プレーが今度はチームの勝ち越し点に繋がった。
昨年の日本クラブユース選手権で得点王を獲得し、今年はルヴァン杯の仙台戦でトップチームデビューも果たした注目株。ラストパスやゴール前での質の高さに加えて相手を見ながらドリブルする力もつけている滝はプレー面だけでなく、平岡宏章監督が「非常に落ち着いてくれている」と評するように、冷静に試合の流れを読み取り、勝負を決める魅力も持つ。そのMFはトップチームに昇格するために必要なモノとして「結果を残すことですね」ときっぱり。結果を残してチームのプレミアリーグ残留をまず決めて、タイトル獲得、トップ昇格を果たす。
(取材・文 吉田太郎)●2017 プレミアリーグEAST
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