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将来へ向けて強化図る“もう一つのU-20日本代表”候補、鳥海、安藤のゴールでFC大阪に勝利!

ゲキサカ / 2017年5月11日 15時0分

 また、個々が持ち味を発揮していた。特に安部が得意のドリブルで何度もチャレンジしていたほか、黒川の積極的な仕掛け、山田の正確なパス、守備の部分で非常に落ち着いたプレーを繰り返していた立田、キャプテンらしい振る舞いを見せた住永ら個々が良い部分を出し続け、グループでの崩しも光る終盤に。そして、1-0のまま1本目を終えた。

 2本目は橋岡、田中、山田、安部、小松に代わってCB中川創(柏U-18)、左SB杉山弾斗(市立船橋高)、ボランチに金子大毅(神奈川大)、2トップが山根永遠(C大阪)と安藤のコンビへ。キャプテンマークを立田が巻いた。そのU-20代表候補は3分、4分と立て続けに山根のラストパスで安藤が抜け出すが、枠を外すなど決めきることができない。

 その後も安藤や山根が連係から抜け出して決定機を迎えるなどチャンスを作るものの、相手GKの好守に阻まれたり、独力で攻めきろうとしてミスをしたりするなどU-20代表候補は追加点を奪うことができなかった。

 1-0のまま迎えた3本目は沖、長谷川、立田、住永、鳥海、安藤に代えてGK大迫敬介(広島ユース)、右SB田中、CB橋岡、ボランチに山田、左MF安部、トップに小松が入り、金子がキャプテンマークを巻いた。10分には黒川に代えて安藤を投入。1タッチの連続パスによる崩しや守備で危険なゾーンをいち早くカバーする動き、サイドでの積極的な攻め上がりも見られた一方、集中力を欠いたような守りでピンチも招くシーンもあった。それでも16分、左サイドでDF背後へ落ちたボールに反応した安藤が一気にDFを振り切ってGKと1対1に。そして右足ループシュートでゴールを破って貴重な追加点を挙げた。

 この後、FC大阪の新人MF篠田朋宏に直接FKを決められて1点を返されたが、2-1で勝利。安部は「あれだけ短い準備期間の中で積極的なプレーができているのは評価していいと思う」と語り、99年の早生まれで出場資格のある2年後のU-20W杯へ向けては「一日一日、目の前のことをやっていけば自然に見えてくると思う」と口にしていた。

 先制点を挙げた鳥海や金子ら初めて代表候補入りしている選手も多いが、彼らにとっては貴重な経験。影山監督が「(将来へ向けて)繋げていかないといけない。強化を継続しなければいけない」と語ったように、日本サッカー協会は将来へ向けて選手の発掘や育成・強化を継続して行っていく考えだ。13日にはU-20W杯に出場するU-20アメリカ代表と対戦。先を見据えた“もう一つのU-20日本代表チーム”が世界に挑戦して、自分達の現在地を確認する。

(取材・文 吉田太郎)

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