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高徳率いるHSV、後半ATの劇的同点弾で望みつなぐ…最終節勝利で自力逆転残留

ゲキサカ / 2017年5月14日 4時7分

DF酒井高徳率いるハンブルガーSVは勝ち点1を獲得し、最終節に望みをつないだ

[5.13 ブンデスリーガ第33節 シャルケ1-1ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガは13日、第33節を行い、DF酒井高徳の所属するハンブルガーSVは敵地でDF内田篤人所属のシャルケと対戦し、1-1で引き分けた。酒井は左サイドバックで7試合連続フル出場。内田は4試合連続でメンバー外だった。

 ブンデスリーガで唯一、降格経験のないハンブルガーSVだが、前節終了時点の順位は2部との入れ替え戦に回る16位。クラブ史上初の降格危機に直面する中、前半25分に先制される苦しい展開となった。シャルケは左サイドのスローインから細かくパスをつなぎ、MFナビル・ベンタレブの左クロスをFWギド・ブルクシュタラーがヘディングでゴール右上隅に流し込んだ。

 反撃に出るハンブルガーSVは前半39分、酒井からパスを受けたFWボビー・ウッドがボールをおさめ、右足でシュートを放つが、ゴール右へ。前半終了直前には自陣でカットしたMFルイス・ホルトビーがドリブルで独走。左サイドから走り込んだFWベーカリー・ジャッタにパスを送るが、ジャッタのシュートはゴール左へ大きく外れた。

 後半も攻め込みながら1点が遠い展開。後半42分にはカウンターからウッドがGKラルフ・フェーマンと1対1を迎えるが、決定機を生かせない。それでも、最後まで諦めないハンブルガーSVは後半アディショナルタイム2分に劇的な同点弾を奪った。

 左サイドからウッドが酒井とのワンツーでPA内左に進入。ウッドの横パスからFWルカ・バルトシュミットのシュートはDFのブロックに遭ったが、こぼれ球を拾ったホルトビーが冷静に横に流し、FWピエール・ミシェル・ラソッガが左足で押し込んだ。

 試合終了間際の同点ゴールで2試合連続ドローに持ち込んだハンブルガーSVは17位インゴルシュタットとの勝ち点差を「4」に広げ、自動降格を免れた。勝ち点35で順位は16位のまま変わらず、勝ち点37で並ぶ13位マインツ、14位アウクスブルク、15位ボルフスブルクとは勝ち点2差。最終節で引き分け以下なら16位が確定し、2部3位との入れ替え戦に回るが、最終節はホームでボルフスブルクと直接対決のため、勝てばボルフスブルクを勝ち点で上回り、逆転での残留が決まる。
●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2016-17特集

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