2失点に危機感強める中山雄太「やられていなかったところでやられ始めた」
ゲキサカ / 2017年5月16日 4時6分
[5.15 国際親善試合 U-20日本代表3-2U-20ホンジュラス代表 エコパ]
勝利の中でも課題は明確だった。U-20日本代表は前半15分に先制しながら直後の18分に自分たちのCKのカウンターから同点ゴールを献上。前半32分にはバイタルエリアから1本のスルーパスで背後を取られ、一時逆転となるゴールを許した。
前半18分の失点シーンは、カウンターのピンチで対応したDF初瀬亮(G大阪)が飛び込んだところをFWダリクソン・ブエルトにかわされ、ゴール前にラストパスを通された。相手のスピードが想像以上だったか、「(スピードに)伸びはあった」と悔やんだ初瀬は「あそこで自分がカットできれば良かった。カウンターでの失点はW杯なら痛い」と反省する。
前半32分の場面ではFWドグラス・マルティネスのスルーパスからDF中山雄太(柏)の背後に抜け出したブエルトにネットを揺らされた。ここでも相手のスピードが1枚上だった。中山は「これまでの試合も無失点で終わっていたけど、やられてもおかしくないシーンはあった。それをゴールに結びつけられた」と、率直に認める。
相手のホンジュラスもU-20W杯出場国。アジア予選やJクラブとの練習試合では経験できない身体能力の違いを味わった。「球際や一瞬のところ。これまでやられていなかったところでやられ始めている」。そう危機感を強める中山は「本大会でやられなくて良かった。今日やられて良かった」と前向きに受け止め、初瀬も「(初戦で対戦する)南アフリカにもカウンターはある。いい経験になったし、自分たちのミスからの失点。ミスなので改善できる」と、本番での修整を誓った。
(取材・文 西山紘平)●U-20W杯韓国2017特集ページ
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