「惜しいじゃやっぱりダメ」…堂安律、流れからの得点ゼロを反省
ゲキサカ / 2017年5月16日 4時6分
[5.15 国際親善試合 U-20日本代表3-2U-20ホンジュラス代表 エコパ]
前半の出来は良くなかったと振り返る。だからこそ、後半は切り替えた。「ミスしてもいいから思い切りやろう」と――。
右サイドハーフの位置で先発出場したU-20代表MF堂安律(G大阪)。試合開始早々の1分にグラウンダーのクロスからMF坂井大将(大分)のシュートを導くと、同9分にはG大阪でチームメイトの右SB、DF初瀬亮(G大阪)のオーバーラップを見逃さずにパスを通して攻撃にリズムをもたらした。
しかし、その後は敵陣深くでボールに触れる回数は限られ、本人も「前半は悪かった。なかなかバイタルのところでボールをもらえずに苦しんだし、個人的にもちょっと詰まっている感じだった」と悔しさを滲ませる。だが、ここで切り替えた。「何をしてもうまくいかない状態だったので、後半は少し自由に、自分もボールを持ったら仕掛けることを意識した」。
すると、後半は「(左サイドハーフの三好)康児くんと俺のところで前を向くシーンが増えたし、2トップが動いて空いたスペースを使って自分がドリブル突破したシーンもあった」。後半4分には右サイドから切れ込んで相手の注意を引きつけると、フリーのMF三好康児(川崎F)にパスを送るも、三好のシュートは枠外に。さらに同23分には寄せてくる相手を次々とかわして自らシュートまで持ち込んだが、相手のブロックに遭ってネットを揺らすに至らなかった。
得点にこそ絡めなかったものの、後半は仕掛ける回数を増やし、ドリブルで前線に運んで好機を演出。しかし、この日生まれた3得点がセットプレーとPKによるものだったため、反省を口にする。「セットプレーからしか点を取れなかったと皆と話した。惜しいじゃやっぱりダメだと思うので、決め切るところ、最後の精度の部分は今から上げていきたい」。残された時間で牙を研ぎ続け、本大会での爆発を誓う。
(取材・文 折戸岳彦)●U-20W杯韓国2017特集ページ
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