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[MOM439]流通経済大MF渋谷峻二郎(3年)_3年目でつかんだチャンス、リーグ初出場で初ゴール!

ゲキサカ / 2017年5月24日 11時37分

3-1と試合を決めるゴールを決めたMF渋谷

[5.14 関東大学L第5節 日本体育大1-5流通経済大 味フィ西]

 3年目にしてやってきたチャンスをつかんだ。流通経済大は日本体育大に5-1で勝利し、4連勝。首位浮上を果たした。先制されながらも5発奪っての逆転劇。3-1とするゴールを決めたのは、リーグ初出場初先発だったMF渋谷峻二郎(3年=流通経済大柏高)。待ちわびた大学リーグデビュー戦で結果を残した。

 昨季はドラゴンズに所属していた渋谷だが、大学3年目の今季はついにトップチームへ“昇格”。リーグ開幕に先立って行われた天皇杯茨城県予選では全2試合に先発し、トップチームでの一歩を踏み出した。しかし、リーグでの出場は遠い。開幕から3戦連続ベンチ入りも出番なし。第4節・筑波大戦はついにベンチ入りも外れた。「やっぱり試合に出たかったし、この前の試合はベンチ外でかなり悔しかったです」と思いは募った。それでも故障者が出た影響もあり、日本体育大戦で先発に抜擢された。

 本人が「前半は堅くて、全然ボールに関わっていられなくて、目立ったミスというよりもあまりボールを蹴れなかった」と振り返ったように、前半は持ち前のドリブル突破などで見せ場はつくれず。ボールを保持する機会も少なかった。

 しかし2-1で迎えた後半11分に仕事を果たす。MF石田和希(4年=流通経済大柏高)のパスを受けた渋谷はゴール正面からドリブルで相手3枚を置き去りに、圧巻の突破をみせると右足シュートでネットを揺らした。3-1と差を広げた流経大はその後に2点を追加。5-1の快勝を飾った。

「卓さん(森永卓)が相手をブロックしてくれたりあったんですけど、自分の特長はドリブル。監督にも自分の特長を出していかないとだめだといわれていて。変にスルーパスを狙うよりも自分で持っていったほうがいいと思ったので、そういうのが出来てよかったです」

 ハーフタイムのロッカールームでは中野雄二監督から「次の1点で試合は決まる。失点してはいけないし、次の1点を早く取ろう」と声がかかっていたという。渋谷は「自分が決めるというよりはSHなので、チームのために守備もちゃんとしないといけないと思いましたし、正直言うと、(ゴールは)できれば取りたいなくらいでした」と苦笑いしつつも、「次の1点を早く取ろうと、その1点を自分が取れたので、嬉しかったです」と声を弾ませた。

 試合後、中野監督は「ジャーメインが目立っていますが、実は渋谷の3点目がこのゲームの一番のポイントになったと思います」と労い、「ドリブルがすごいんです。とにかくそれをPA内のなかで自分の力を発揮してみるようにいったら、あそこであれだけできましたし、点を取る前にFKをもらったシーンも、彼のプレーに対して相手はああやって止めるのが目一杯だった」とその突破力を称えた。

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