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キッカー8人ズラリ、岐阜は“珍FK”失敗で1点止まり…熊本がFW巻の10戦ぶり弾で競り勝つ

ゲキサカ / 2017年5月17日 22時35分

[5.17 J2第14節 岐阜1-2熊本 長良川]

 19位ロアッソ熊本が敵地で11位FC岐阜に2-1で競り勝った。前半18分にFW安柄俊が先制点を奪い、後半9分にMF永島悠史のゴールで追いつかれるも、同21分にFW巻誠一郎が決勝点をマーク。36歳ストライカーの10試合ぶりとなるゴールで、第9節・金沢戦(2-0)以来5試合ぶりの白星を挙げた。

 岐阜の前節・徳島戦(1-1)からのスタメン変更は1人。FW田中パウロ淳一に代わってFW山田晃平が8試合ぶりに先発復帰し、4-3-3の右ウイングを務めた。

 対する熊本は、前節・湘南戦(0-1)から一気にスタメン7人を変更。DFイム・ジンウ、DF光永祐也、MF上村周平、MF上原拓郎、MF田中達也、巻、安柄俊が起用され、巻と安柄俊が2トップを組む4-4-2で臨んだ。

 開始から岐阜がボールを支配する中、アウェーの熊本がチャンスを生かして先制に成功する。前半16分、裏へ抜け出そうとした安柄俊が後ろからDFヘニキに倒され、FKを獲得。ヘニキは累積4枚目のイエローカードを受け、次節は出場停止となった。同18分に自らキッカーを務めた安柄俊が右足で低いシュートを放つと、壁の右側に立っていたFW古橋亨梧に当たってコースが変わり、ゴール左に決まった。

 失点に絡んでしまった古橋は前半23分、左サイドからFW風間宏矢とのパス交換を経て中央に切れ込み、PA手前で右足を振り抜く。しかし、シュートはゴール左に外れた。

 1点を追う岐阜は前半29分に珍しいプレーを見せる。相手陣内の中央でFKを得ると、ボールの前に8人が立ち、逆にゴール前の選手はゼロ。キッカー候補の1人目から6人目がボールを蹴るふりをして前に走り込むと、7人目のMFシシーニョが短くパスを出し、近くに残っていたMF庄司悦大が左足でファーにクロスを送る。だが、相手DFにヘディングでクリアされ、トリックプレーは奏功しなかった。

 岐阜はその後も攻め込みながら1点が遠く、前半は熊本の1点リードで終了。追加点を狙う熊本は後半7分、安柄俊が強引なドリブルで複数の相手DFを振り切り、PA内右から倒れなが右足でシュートを放つ。しかし、GKビクトルが好反応を見せ、ゴールは割らせなかった。

 すると直後の後半9分に岐阜が同点に追いつく。右サイドの庄司が中央の永島にショートパスをつなぎ、受けた永島はドリブルでPA手前中央まで進入。相手DFを抜き切らずに左足でシュートを打つと、ゴール右隅に突き刺さった。

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