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異色のルーキー慶大MF杉本崇太朗、名古屋U18“控え”からのステップアップ

ゲキサカ / 2017年5月18日 22時24分

「いいでしょ、彼。トップ下でも左サイドでもどこでも出来ると思うけれど、僕は左利き独特の右サイドでボールをもらって、シュートも打てるし、スルーパスもできるし、逆に展開もできるし、あれが好きなので。右サイドで使っていますけど。シュートとかもいいですよ。今日もポストに当たったのを打っていたし楽しみです」と今後へ期待を寄せる。

 とはいえ杉本が浮つくことはない。「中学・高校と悔しい思いをしてきたので、今は須田さんがチャンスを下さって、出してもらっていることに感謝してやっていきたいです。自分が今のところ点を取ったり、何かをしたわけではないので、試されている感じだと思う。何の保証もないので日々全力で練習していくしかないなと思っています」と慎重に語った。

 過去の経験が気を引き締めさせているのに加え、ライバルの存在もいい刺激となっているようだ。2試合連続で同級生のFW松岡瑠夢(1年=FC東京U-18)と途中交代している状況ゆえに「同じ学年の瑠夢とだいたい交代になるんですが、あいつは高校時代はFC東京U-18の10番でフットサル代表にも選ばれるような“バケモノ”だったので、そんな簡単にこのポジションを保てるわけではないと思う。怪我している上手い先輩もいるので、もっともっとアピールしないといけないです」と自身に言い聞かせるように話すとおりだ。

 大学4年間はこの先も長く、厳しい競争が待っている。名古屋時代のような思いをするときだって、やってくるかもしれない。それでもきっと何よりも過去の苦い経験が自身を支えてくれるはず。ベンチで唇噛んで見続けたピッチ。今度はそこに立つ番だ。

(取材・文 片岡涼)

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