2日後に迫る南アフリカ戦…中山雄太、気持ちの高ぶり感じつつも「空回りしないように」
ゲキサカ / 2017年5月19日 21時35分
一つのイメージに捉われ過ぎてはいけない。試合中に予測できない場面に遭遇したとき、冷静に対処できるよう、U-20日本代表DF中山雄太(柏)は21日のグループリーグ初戦南アフリカ戦に向けて準備を進めている。
韓国でのトレーニング3日目を迎えた19日、攻守に分かれての戦術練習が行われ、守備陣は守備時の確認だけでなく、ボランチを含めたビルドアップの練習を行った。12日の磐田との練習試合後には「ボールを持って(パスコースを)探す時間が一人ひとり長かったし、ビルドアップの部分でのミスもあった」(中山)と振り返っており、改めて意思の疎通が図られたようだが、あくまで選択肢の一つとして考えなければいけないと話した。
「ビルドアップの確認はできましたが、相手があってこそのサッカーなので、こういう選択肢があるんだという中で捉えてやっています。型にハマり過ぎずに、相手があった上での良い選択をできるようにしていきたい」
対戦相手となる南アフリカのイメージは、「やっぱり身体能力が高く、考えているよりも縦への力があると思う」。フィジカルの強さやスピードへの対応を考えることは当然ながら、「ただ、その準備をした中でも、それを上回るプレーが出てくると思う」と想定外のプレーに対応するためにも、「そういうプレーもあるのだという意識を頭の片隅に置きながら、ピッチに立ちたい」とさまざまなシチュエーションを頭に描きながら試合に臨む。
南アフリカ戦は2日後に迫っており、「静岡合宿から高まっていた気持ちがドンドン増していくなと感じている」と気持ちの高ぶりを感じつつも、意気込み過ぎるのよくないと続ける。「でも、それで空回りしないようにしたい。自分のコントロールが大事だと思うので、2日ある中で良い状態に持って行けるように準備します」と高まる気持ちを抑えながら、大事な初戦を迎えようとしている。
(取材・文 折戸岳彦)●U-20W杯韓国2017特集ページ
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