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清武&山村&杉本のハリル御前弾でC大阪が連勝!大宮は9敗目で再び最下位転落

ゲキサカ / 2017年5月22日 17時25分

C大阪は3発快勝で2連勝

[5.20 J1第12節 大宮0-3C大阪 NACK]

 J1リーグは20日、第12節を行い、セレッソ大阪は敵地で大宮アルディージャと対戦し、3-0で快勝した。C大阪は後半3発で大宮を蹴散らし、2連勝で4位に浮上。今季初の連勝を逃した大宮は9敗目を喫し、広島と新潟が勝利したため、わずか1試合で再び最下位に転落した。

 ホームの大宮は前節の仙台戦(2-1)から先発1人を変更し、MF大前元紀が4試合ぶりにスタメン入り。C大阪は前節の広島戦(5-2)から入れ替えはなく、4試合連続で同じ先発メンバーで臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 C大阪は前半7分、相手のクリアボールを拾ったMF清武弘嗣が浮き球のクロスを入れ、PA内に飛び出したFW杉本健勇が右足シュートを放ったが、オフサイドの判定。大宮も前半9分、右サイドで仕掛けたMFマテウスが相手をひきつけて横パス。FW瀬川祐輔がペナルティーアーク内から右足ミドルを狙ったが、シュートはゴール左に外れた。

 前半30分、大宮は大前の右CKからFW江坂任がヘディングシュート。攻守がめまぐるしく入れ替わり、C大阪は31分、DF丸橋祐介が左サイドからPA内に切れ込んでマイナスに戻し、杉本が右足ミドル。38分には清武が約25mの位置から左足ミドルを放ったが、互いに決め手を欠き、スコアレスで前半を折り返した。

 後半8分、大宮はDF菊地光将が負傷交代となり、故障明けのDF河本裕之を投入。しかし、徐々にC大阪がボールポゼッションを高め、後半10分、MFソウザ、DFマテイ・ヨニッチがPA内からシュートを連発。同11分にもDF松田陸、清武とつなぎ、PA内に抜け出したMF山村和也が胸トラップから右足シュート。決定的な形だったが、GK塩田仁史が至近距離でファインセーブ。こぼれ球を叩いた杉本の左足ミドルもゴール上に外れた。

 波状攻撃から流れを引き寄せると、後半18分、ついに試合が動く。左CKからソウザが右足でクロスを上げ、ニアサイドの清武がヘディングで押し込んだ。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れた一戦で清武は2戦連発となる今季3得点目を叩き込み、均衡を破った。

 すると後半23分、大宮ベンチが動き、FW長谷川アーリアジャスールとMF大山啓輔を投入し、交代枠を使い切る。江坂を1トップに据え、長谷川がトップ下、瀬川が左、大山が右サイドハーフに入った。交代策で状況を打開しようとしたが、流れを変えることはできない。

 後半31分、ソウザの右CKから山村が渾身のヘディングシュートを叩き込み、2-0。山村は3試合ぶり今季4得点目。セットプレーからの2得点で突き放したC大阪は最後まで攻撃の手を緩めず、後半41分にもダメ押しゴール。柿谷のパスを受けたMF関口訓充が右サイド深い位置から折り返すと、PA内に抜け出した杉本が迷わず右足を振り抜き、2戦連発となる今季6得点目。そのままタイムアップを迎え、C大阪が3-0で完封勝利を飾った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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